但馬地域は良いお天気.ヘリも青空が似合います.
さて,本日も山岳事案の紹介です.
センター長,永嶋先生,森田看護師が出動した事案です.山中で作業中に意識なし.覚知同時要請でドクターヘリはランデブーポイントへ.そしてそこからは支援車で現場へ.
関係者の方に案内していただき,山中の現場へ向かいます.相変わらず山道は険しい・・・センター長,永嶋先生は各々10kgの資機材(トーマスバッグ,エコーバッグ)を背負い,森田看護師は予備の酸素ボンベを担ぎます.
山を登る永嶋先生. 頑張れ〜! |
約800m登ったところで患者さんに接触,外傷初期診療開始です.prmary survey,「橈骨弱い,FAST negative,下肢動かず!」どうやら脊髄損傷が疑われます.開いた末梢血管に応じた輸液が必要です.末梢ルートを14Gで確保し,初期輸液開始.その間にも全脊柱固定と麓までの搬送準備を行います.
「循環OK!」 消防,警察の関係者の方々と協力しながら,舟形タンカで救助です.頭元はセンター長.舟形タンカを持ちながら常に患者の状態把握,永嶋先生はヘリスタッフなどとの調整を行います.
いつも身につけている皮手袋が役に立ちます. |
全員が協力して下山,そしてランデブーへ.重症外傷は初期診療で安定化させながらTECCMCへヘリ搬送です.関係者の方々の迅速なご協力をいただき,患者さんは早期に安定化,救命することが出来ました.ありがとうございました.
TECCMCの得意技に1つに集中治療もあります.日々,初療担当,ICU担当,ヘリ担当,カー担当,休みと順次勤務がシフトします.幅広く,奥行き深く学べる救命救急センターです.
前山先生,初期研修医・杉山先生を指導する岡先生. |
CHDF+SPE. TECCMCでは並列で行っています. |
ドッキングポイントで救急車の到着を待ちます. |