台風通過中はドクターヘリが飛べず,ドクターカーでの現場対応となりました.要請に応えられなかった地域,事案もありました.自然には勝てないとはいえ,何とかならないものかと・・・願わくば,このまま秋晴れが続いて欲しいものです.
そんな秋晴れの中,ドクターヘリによる救命事案は相変わらず.交通外傷,覚知同時要請,速やかな現場離脱と病院前手術&輸血指示,そして初療室開腹止血術.ダメージコントロール手術からの翌日planned re-operation.消防から始まる医療システムの効果発揮です.
TECCMC'sドクターヘリが重複要請で対応出来なければ,兵庫県のもう1機のドクターヘリが対応する地域があります.そこからのヘリ搬入.ヘリポートでの引き継ぎで,次への要請に備えてもらいます.引き継ぎ後,そのまま初療手術室へ.最近では珍しいセンター長の執刀風景
地方では地域および病院同士の連携も重要です.15日はいつもヘリ搬入でお世話になっている綾部市立病院にセンター長がお招きいただきました.地域救急医療の展開,ドクターヘリ事業の実際と効果などを紹介させていただきました.大変多くの職員の方に来ていただきありがとうございました.綾部市立病院は当ブログでも紹介させていただきましたが,ドクターヘリ搬入をスムーズに行うために近隣企業の協力のもと,ヘリポートを整備して下さいました(http://teccmc.blogspot.jp/2014/09/922.html).消防の理解,協力も絶大な地域です.さらなる病病連携をどうぞよろしくお願い申し上げます.
台風一過,急に気温が下がり朝晩は冷え込むようになりました.体調など崩されないよう,皆様どうぞご自愛下さい.