今月は15日に美方広域消防本部,本日29日に南但消防本部で「ドクターヘリ・カー消防本部別症例検討会」を開催しました.約2時間にわたる検討会で,ヘリ,カーの半期分要請,出動事案の検証,効果的あるいは疑問のある事案の症例検討が行われます.但馬地域MC協議会に属するこの2消防は要請,出動件数も多く,覚知同時要請率が90%を余裕で越えています.そんな中でも同時要請にならなかった事案では何が原因かを検証し,次につなげていきます.また,要請の多いキーワードと重症度の関連を検討したりと更に精度を上げる取り組みが行われています.このような消防本部に支えられているからこそ,当ドクターヘリ,ドクターカー事業は確実に成果を残せるわけです.引き続きよろしくお願い申し上げます.
午後からはセンター長が「北播磨救急連絡部会 救急講演会」に招かれ,MCに関するお話しをさせていただきました.
スライドを一部抜粋していますが,MC全体の話しから但馬地域のMCがなぜ上手くいっているかの「肝」をお伝えしています.
センターでは緊急手術など変わらずの臨床ですが,本日は救急医の業務の1つ「MC」に浸った1日でもありました.