ドクターカーのセンター長は消防無線で消防と情報を共有し活動方針を決定します.センター内,DMAT出動隊とはTECCMC's Group Mailで情報共有です.
まずは先行するドクターカーが最重症の患者を搬送する先発救急隊とドッキングポイントでドッキング.センター長が速やかに外傷初期診療を行います.と同時に後発の救急車の動向と残りの傷病者の重症度を確認します.「この患者はドクターカーで対応,TECCMCへ搬送開始.後発の救急車は全隊TECCMCへ向けて走り,よりTECCMCに近いドッキングポイントに集結,そこでDMAT CARとドッキングするように.尚,これからの医療コマンダーは藤崎先生に委譲します.」そう宣言し,重症患者対応をしながらセンター長はTECCMCへ向けて走り始めます.
センター長が先発救急車とドッキングして約10分後,藤崎チームが複数台の救急車・傷病者にドッキングポイントで対応開始です.
柿崎先生,渡邉T先生が各々救急車に同乗しTECCMCへ搬送.救急隊のみもTECCMCへ向けて搬送します.現場トリアージそして医療トリアージによって適切な搬送順位,手段が選択されます.
TECCMCには本事案の救急車が集結.他の事案の救急搬入も重なりTECCMC搬入口は本日も大賑わいです.
こんな多数傷病者事案の対応が難なく出来るのも,全傷病者をTECCMCへ集約する体制と災害モードのスイッチを的確に押してくれる消防機関の賜です.