それは病院前から始まるチーム医療でもあります.消防の皆様は一早く現場に到着され傷病者の観察,評価,処置は当然,状況によっては支援隊と共にドクターヘリの安全運航,着陸にご尽力をいただきます.現場直近着陸は地上支援,安全確保があって行われます.そしてこれが最速かつ安全な医療介入を実現しています.
砂塵の影響があるグラウンドでは散水をしていただき着陸にご協力をいただいております.いつもありがとうございます.
草地,芝生,アスファルトなど散水不要なランデブーポイントでもいつもいつも安全に留意してくださっています.
そんな最速の医療介入を受け,プレホススタッフはセンター内スタッフと密な連携をはかりながら救命治療を展開します.最短で現場滞在を終了し,機内へ.機内でも蘇生治療が続きます.フライトナースはバイタル測定,診療補助などなど淡々と業務をこなします.
出血性ショック,初療手術室搬入,吉田先生がコマンドをとって,高須先生が執刀で浜上先生,センター長がサポートに入ります.クラッシュで開けて,センター長がいつも通りに用手で遮断,そのまま一時止血からのDCS,開けっぱなしのままセンター長と吉田先生がIVRで完全止血.受傷から3時間半でICU入室.高須先生と浜上先生は他の緊急手術へ・・・
TECCMCの日常ですが,「救い上げられた」のは全てがつながった結果です.病院前から始まるチーム医療,良いものです.
春の心地良い日が続きます.山陰海岸ジオパークも良い感じの景観です.
1日の業務が終了した松丼救命統轄医局長はヘリポートを出た瞬間に戦闘服を脱いで医局に向かいます.あれ,どこか変ですけど・・・小さなことは気にもしない,おおらかかつ大雑把な方のようです.はい,お疲れ様でした.