「高所からの転落」朝一番でのドクターヘリ覚知同時要請です.しかし朝霧で離陸不可.こんな時はドクターカーが出動!ドクターカーは現場状況と天候を確認しつつ現場に向かいます.どうやら霧はすぐにはれそう.予想通りドクターカー出動数分後にドクターヘリが離陸しますが,現地の視界が確認出来ないとのこと.そんな状況であればドクターヘリが確実に患者接触可能になるまでドクターカーも現場に向かいます.ヘリでもカーでも早く患者接触することが目的です.運航管理室,ドクターヘリ・カー,消防指令室と情報を共有しながらミッション遂行,現地の天候状況からドクターヘリが患者接触可能となります.とその時,同一管内で「意識障害」事案が発生,ヘリ要請がかかります.しかし,ヘリは別事案対応中なことは消防も把握しています.そこでまずはドクターカーを重複事案に向かわせることにします.カー走行中の場所から患者接触まで十数分,その間にヘリは患者接触し現場離陸することは予測されます.そう,カーでまずは患者接触,医療介入開始,ヘリは別事案の患者をTECCMCへホットローディングで搬送しカー事案の患者をピックアップに向かうプランです.さて,タイミング良く時間のロスなくミッション遂行出来るでしょうか?
・・・カー対応患者を乗せた救急車がランデブーポイントに到着と同時にドクターヘリが着陸.速やかな引き継ぎから離陸.陸送より20分以上もTECCMC搬入を短縮し,早期診断,後遺症軽減につなげられました.
日常的な連携の賜です.そんな1例を載せてみました.
夜間の緊急手術を終え,初療に降りると・・・大賑わいの初療対応を終え,真夜中に束の間の仮眠.あと数時間で次の勤務者に交代ですよ〜〜〜,お疲れ^^