2012年8月31日金曜日

8月31日 小学校1年生の自由研究

昨日,小学生の自由研究を当ブログに掲載させていただきました.本日,当ブログの写真(事前許可済み),内容の取材などから自由研究をしてくれた小学校1年生の研究成果が届きました.親御さんの許可をいただき掲載いたします.





ドクターヘリ,ドクターカーが日常当たり前の医療システムに溶け込んだ地域から,他地域へ移り住んだ子供が自然に感じたこと.ドクターヘリ,ドクターカー,救急医療に関わる医療者,大人はどのように応えるべきか?いろいろな「大人の事情」は子供には通用しません.もちろん患者にも関係無いことです.この夏も我々大人が子供に大切なことを教わりました.


今月もドクターヘリ,ドクターカーは有効に活用されました.事業内容はまた当ブログ内で報告いたします.関係機関の皆様,住民の皆様,いつも本事業,TECCMCをご支援いただき感謝申し上げます.今後ともよろしくお願い申し上げます.







8月31日 8月のドクターヘリ,ドクターカー運航・運行状況

8月のドクターヘリ,ドクターカー運航・運行状況です.


☆ドクターヘリ
要請件数 178件
出動件数 148件(現場 133件,施設間 15件)

先月に引き続き今月もTECCMCへの救急搬入件数は激増しました.やはり外傷事案,外因性での出動,搬入が増えました.事業開始以来,月単位での出動件数が過去最多(148件)でありました.

消防機関はじめ関係機関の協力があってこそのヘリ事業です.地域住民の救命率向上のため,後遺症軽減のため,適切な病院選定・搬入のためにも,引き続き既存の医療システムを有効にご活用願います.よろしくお願い申し上げます.

月別の運航状況です.

府県別の運航状況です.

消防本部別の要請,出動件数です.

搬送先病院です.


 ☆ドクターカー
出動件数 77件

但馬4消防本部の救急車出動件数割合の9割を占める時間帯(6時〜23時)の運行です.ヘリ運航時間帯はTECCMC近郊あるいはヘリ対応不可時に出動,ヘリ運航終了後は但馬全圏域に出動し,主にドッキング方式をとる運行形態です.救急救命士の研修の場としても活用されています.

月別の運航状況です.

消防本部別の要請,出動状況です.

搬送先病院です.


7月,8月とERT, ERL, 緊急手術が多く,ICU内ではほぼ毎日何かの外科的処置が行われていました.もちろん敗血症性ショックをはじめとした当センターお得意の集中治療も提供いたしました.病院前から積極的な医療を展開すると,確実に救命率が向上します(覚知同時要請が大前提ですが).ドクターヘリ,ドクターカー事業,但馬救命救急センター運営に多大なるご理解とご支援を賜り感謝申し上げます.スタッフ一同,より一層救命救急医療に邁進したいと思います.






2012年8月30日木曜日

8月30日 今年も素敵な自由研究です

久しぶりのブログ更新.大変忙しい夏,ちょっと落ち着きを取り戻しつつあります.連日の緊急手術に,重症度↑↑↑のICU/HCU,スタッフ一丸となって乗り切りました.


そんな中,今年も小学生からの自由研究報告が届きました!昨年も頑張った小学生です.

昨年の自由研究へは↑↑の写真をクリック!

今年のテーマは・・・
ドクターヘリ
災害医療

純粋な小学生の研究成果,我々も大変参考になる内容です.医療に関わる「大人」は是非とも目を通していただきたい研究内容です.ドクターヘリ,救急医療,災害医療の本質がずばり書かれています.

当ブログとリンクを張っております前橋赤十字病院さんのブログにも掲載されています.そちらもご参照下さい.



ご本人の許可を得て,研究成果を掲載いたします.尚,ご本人のお名前,顔写真はマスクしております.

表題です.

ドクターヘリの配置.
そして,覚知同時要請の重要性.
小学生でも理解出来る覚知同時要請の大切さ.
反省すべき「大人」は多いはずです.

覚知同時要請の大切さの続き.

いよいよ本題へ!

よく調べてます.

全国の基地病院の先生方へのインタビュー.

DMATとは.
なるほど,なるほど φ(.. )

勉強になります!

医療者でも疎い「災害医療」.
でも小学生はその必要性,重要性を知っています.

今年もありがとう.
現場をあずかる者にとって,大きな励みとなります!


ドクターヘリを夏休みの自由研究にしている子供達は他にもおられます.ドクターヘリそのものではなく,命の大切さを知ろう,知ってもらおうと子供達はしています.現場はそれに応えなければなりません.元気をもらって,明日から,いや今日からまた邁進いたします.