2016年6月10日金曜日

6月10日 学術活動

本日はちょっとだけまじめなお話しとTECCMCへのお誘いです.

医療者は臨床業務はもちろんですが,学会発表,論文発表などの学術的活動も行います.抄録作成,スライド作成,発表予演,原稿作成などなど,何度やってもなかなか難しいものです.しかし,組織の代表として自分達の取り組みを外に出すわけですから妥協は許されないはずです.だから,組織の長が指導し最終確認を行います(締切前は複数の抄録,スライド,原稿などで某センター長はアップアップしてるとかしてないとか・・・).

抄録や論文の査読を行っているセンター長曰く,「抄録や論文の形をなしていないものが多い.長のチェック,指導が入っていないのではと思える文章,内容が散見される」そうです.例えば学会の抄録で,考察・結語が「文献的考察を含め報告する」は論外です.抄録を書く際に文献を読んで考察を明記するものです.症例報告で症例記載のみの抄録,稀な1例を経験したが考察になっている抄録は,書きかけの途中の文章を送信されたのだろうと思うようにしています.また,データの無い学会発表,演者の感想・感情的主張のみの発表は演台に立つ資格はありません.

医者は科学者でもあります.一昔前は大学で教育されていたことが,市中病院でも求められるようになっています.TECCMCでは臨床・患者最優先ですが,前述のような学術的な教育,バックアップも徹底して行っています.臨床データは豊富にあるTECCMCで臨床,学術活動に邁進してみませんか?