本日は前山先生がCMDを行い「第31回豊岡病院ICLSコース」が開催されました.当院に併設された但馬シミュレーションラボでの初開催です.
以下,前山先生が書いてくれました!
第31回豊岡病院ICLSコースには研修医の先生2名も受講,BLSからALSの概念,アルゴリズムを理解できたようです.蘇生はBLSやALSだけで成されるものではなく,ECMO,手術や心カテなどの根本治療,蘇生後の集中治療が成されて社会復帰に繋がる事,蘇生の輪がしっかり繋がる事が大切である事は皆さん日々の臨床で実感されてました.
当センター主催の教育コースは,指導者(いわゆるインストラクターといわれる人)はその分野で日常的に活動している人を鉄則としています.心肺蘇生のコースでは消防職員,救命救急センタースタッフ,一部の院内スタッフ,病院前外傷コースでは消防職員,救命救急センタースタッフの中でも病院前救急診療あるいは初療診療に関わっているスタッフ,などです.受講される方にとっては,ガイドライン,コンセンサスの内容は当然ですが,それをふまえて,日々の診療の中の経験であったり,工夫を聞くことで,さらなる学びにつながるからです.
TECCMCでは日常診療と同じく,教育コースも高い質を求め続けます.
シミュレーションラボの窓から見られるヘリポート.本日も12件の出動,全件対応と有効に活用され,救命と後遺症軽減に貢献しました.基地病院搬入率100%,搬送事案の当センター入院率100%でした.