2019年2月26日火曜日

2月26日 今日も研修会に訓練に臨床に盛り沢山

春の学会シーズンがやってきます.TECCMCではモーニングカンファレンスに続いて連日の予演会.内容,構成は当然ですが,スライドの見せ方,プレゼンの仕方などなど非常に厳しい指摘を受けながら本番に備えていきます.そんな中,本日は海上保安庁との合同訓練が実施されました.

洋上救助へ医療スタッフ派遣要請に始まり,当方のヘリポートで医療スタッフを資機材と共にピックアップ.ドクターヘリはフライトスタッフを乗せて但馬空港へ一時退避.



機内活動マニュアルは鳥取県消防防災ヘリとの協働を行う際に取り決めたものを活用します.今回の訓練はそのマニュアルを海上保安庁版に流用,改訂する目的もあります.松村先生,藤巻看護師が実機,模擬機で機内活動のシミュレーションを保安官と行いました.





最後はTECCMCへの患者搬送と引き継ぎ訓練.これも受入マニュアルに従って行います.ストレッチャーの待機場所,引き継ぎ手順と確認しながら.課題・問題点はしっかりと振り返ります.


今後も海上保安庁含め,他機関とのさらなる連携強化に努めていきたいと思います.合同訓練,ありがとうございました!

そんな訓練を横目に昨日,本日と但馬地域メディカルコントロール協議会救急救命士研修会が開催されました.但馬3消防本部の全救急救命士がTECCMCに参集し,知識と技術の共有化を図ります.今回のテーマは「12誘導心電図」「人工呼吸器」「ターニケット」「サムスリング」.プロトコール改訂に伴うブラッシュアップです.メディカルコントロール協議会会長であるセンター長の挨拶に始まり,


指導救命士が今回の研修会の主旨を解説します.




12誘導心電図の読み方,病院前12心電図の活用・必用性を25日は大上先生,26日は村尾先生が解説します.


その後は人工呼吸器(25日 藤田先生,26日 佐藤先生),ターニケット(25日 大上先生,26日 村尾先生),サムスリング(25日 松村先生,26日 浜上先生)の項目毎に講義と実技を行います.








このような研修会を通し,さらなる顔の見える関係が構築されます.理想的なメディカルコントロール体制の当地域ではありますが,現状に満足せずさらに質の高い活動,体制を目指します.


参加いただいた救急救命士の皆様,講義・実技指導にご協力いただいたスタッフの皆様,本当にありがとうございました.引き続きよろしくお願い申し上げます.