冬の天気は変わりやすく・・・
朝,大丈夫かと思えば急に吹雪いたり.この季節のドクターヘリ運航はその時々に応じた対応が求められます.
高気圧が張り出せば,澄んだ青空が広がります^^
そんな中,ドクターカーは天候に左右されず出動出来る心強い手段です.ヘリに比べると速度は劣りますが,救急車との途中ドッキング方式をとっており,広大な地域をカバーし早期医療介入を実現するには有効なツールとなります.
天候が不確定であれば,ヘリとカーを同時に出動させることも多々あります.どちらかが先に患者接触すれば良いのです.上の写真のように,カーが先着し初期診療開始,搬送はヘリで根治的治療までの時間短縮などという事案も珍しくありません.
もちろん消防組織の理解と協力があってこそ,現有のシステムが有効に活用されます.本年も引き続きよろしくお願い申し上げます.
年末年始は凍結,スリップで複数傷病者が発生する交通事故が頻発しています.ドクターカーが先着する事案もあったりします.また,スキー場事案もチラホラ・・・冬場を象徴する外傷事案であったり,内因性疾患であったりと日本の四季を感じさせられるTECCMCです.
病院前救急診療,初療だけではなく,集中治療・手術も日々邁進しております.人工呼吸管理はもちろん,体外循環や敗血症管理,多発外傷管理などなど.各科と協力しながら一貫した当科の管理・治療が,確実に救命につながっています.
血管縫合する佐々木先生. 指導は永嶋先生と番匠谷先生. |
昨年末にこんな記事を紹介してもらいました.住民の方々の気持ちなのでしょう.それに応える義務が我々,消防,行政にはあります.