2016年12月28日水曜日

12月28日 絶え間なく,そして同時に・・・

朝一番のドクターヘリ事案は難治性VF.現場からVA-ECMO orderが入り初療責任者の番匠谷先生はヘリポートからカテ室直入を指示します.ドクターヘリチームが鼠径部にシースを確保,そのままカテ室の透視下でVA-ECMO導入し心カテに移行です.

ドクターカーの要請です.キーワードは「突然倒れた」 救急隊現着時は目撃ありのPEA.bystander CPRあり!ROSCから社会復帰も期待できます.ドクターカーの現着を見込んで救急救命士が現場で末梢ルートを確保,と同時にドクターカー現着し薬剤投与完了!そのまま良質な胸骨圧迫を継続しつつ現場離脱です.車内収容してのリズムチェック,キッチリとROSCしています.搬送しながら気道確保しTECCMCへ搬入.根治的治療を目指して初療室開腹術+VA-ECMO+IABP装着,OAMでICUへ.

ドクターヘリの要請です.キーワードは「様子がおかしい」 救急隊現着時はショック!!!!!速やかな現場離脱とドクターヘリとの早期ドッキング,医療介入,そしてTECCMCへ搬入し原因検索の実施.全く時間のロスなしでそのまま蘇生治療,初療室開腹術+VA-ECMO+IABP装着,OAMでICUへ.

院内急変で救急医が参集します.酸素化不良,心機能低下,心機能と酸素化の兼ね合いを瞬時に判断しVAV-ECMOを導入,ICUで状態を立て直し救命につなげます.


ECMO 4台にOAM 2症例.今年の年の瀬もこんな感じで過ぎていくのでしょうねえ・・・

消防機関との密な連係から救命に至る事案は当地域では当たり前になっています.その救命に直結するセンター内のスタッフの頑張りと意識の高さもまた特筆すべきです.TECCMCは毎年少しずつ背が伸びているようです^^