2017年3月3日金曜日

3月2日・3日 第53回日本腹部救急医学会総会

3月2日,3日と横浜で開催された「第53回日本腹部救急医学会総会」で発表してきました.

センター長
・社員総会(評議員会)
・シンポジウム 外傷(手術教育と術後管理):外傷外科医を育成する
・座長:研修医・医学生セッション 肝・胆道(外傷・血管病変・出血・悪性腫瘍・炎 症・膿瘍)

星野先生
・シンポジウム 膵の救急疾患(外傷含む):重症急性膵炎の病態増悪は予測可能か?

上田先生
・一般口演:openabdominalmanagement (OAM) は急性腹症緊急手術の予後を改善する

番匠谷先生
・シンポジウム 外傷(診断・治療・システム):病院前診療から繋ぐdirect trauma CTの有用性

杉野先生
・生涯忘れられないこの1例:集学的治療を要したIIIb型膵頭部損傷の1例

データに基づいた結果,検討,考察と,全員しっかりとした発表,報告をしてきました.診療システムが構築され,集約化が行われている地域だからこその有用性,有効性の報告でもありました.

学会出席者がしっかりとした発表,勉強を行っている間も,TECCMCでは通常の救急診療が行われています.

ドクターヘリも変わらず有効に活用されていました.ほとんどが現場対応ですが,他院にWALK INでいかれた重症例,他院入院中の院内発症の重症例は当センターに転医されます.その際に病院敷地内にヘリポートがあると搬送も迅速に行えます.受けるためのヘリポートではなく,出すためのヘリポート.これもまた地方小規模病院のあり方,医療体制として有意義な方策でもあります.