2017年3月24日金曜日

3月24日 ドクターヘリ安全研修会(府県別全体症例検討会)

本日は年1回,恒例となっている「ドクターヘリ安全研修会・府県別全体症例検討会」を開催しました.13時から16時まで密度の濃い会となりました.

まず第1部は日本ヘリコプタ協会副会長・長尾様による基調講演を拝聴いたしました.安全運航に必要な方略を医療スタッフ,消防,運航会社などで確認,共有することが出来ました.やはり年に1度は多機関で基本に立ち返ることが必要であると再認識しました.


第2部はパネルディスカッション.テーマは「ドクターヘリを有効活用するための方略」 5つの消防本部(地域MC協議会別)と運航会社からご発表いただきました.ドクターヘリ活用においてアンダートリアージ0を続けるための取り組み,複数のドクターヘリを要請出来る消防本部の取り組み,ドクターヘリと消防防災ヘリの協働が可能な消防本部の取り組みとさらなる展望,要請数は多いが覚知同時要請率が低く,支援,病院選定などに問題を抱える消防本部の実情,地域2次医療機関を巻き込みドクターヘリを積極的に活用する消防本部の取り組み,安全運航に必要な運航会社と消防の密な連携・関係の確認などなど.座長は岡先生,前山先生が務め,会場からの活発な意見を引き出してくれました.



実情,現状を提示し,今後の有益な事業展開につなげることが検討会,検証会の目的です.本日の議論の成果は次回以降の検討会で答えが出ることでしょう.

年度末の多忙な時期にお集まりいただきました皆様,本当にありがとうございました.今後とも何卒よろしくお願い申し上げます.