2019年3月12日火曜日

3月12日 たまには現場を

以前のブログではよく描かれていた現場のリポートをちょっとだけ.

早朝からVA ECMOが導入されたその日は,外は快晴!夜勤の先生方,お疲れ様でした.ユックリとお休みください.ということで日勤の救急医たちは各々の担当へ.当日のヘリ番はセンター長,星野先生,藤巻看護師.平均年齢・・・の大ベテラントリオです.



ヘリポートから眺める豊岡の街もはっきり,クッキリ.

朝礼も終わり,モーニングカンファレンス中にヘリ要請です.「山中で重症頭部外傷疑い」で覚知同時要請.様々な状況を想定し機内準備,センター内準備がすすめられます.消防本部から現場の場所を聞き,ランデブーポイントまでの飛行途中でしたので現場を確認します.上空から現場を確認!救急車はまだまだ現着にかかるようです.ランデブーポイントまでは10km以上離れています.状況から医療介入を急いだ方が良いと判断,救急隊はまず傷病者に接触,1名の機関員がそのまま救急車で現場近くの空地に移動します.この空地は以前にも着陸したことがある場所.十分に周囲の安全性は把握した上で地上支援を受けて着陸します.医療スタッフはそのまま救急車に乗り込み現場へ!


救急隊と共に現場からの外傷初期診療が行われます.現場滞在時間は最速に,あっという間に現場近くに着陸したヘリへ患者収容.病院前指示でセンター内受入体制が整ったTECCMCへGO! 初療手術室も準備万全です.


現場からの医療介入,病院前指示,ヘリポートからのdirect trauma pan-scan CT,初療手術室対応など,日々の診療では当たり前で珍しくなくなりました.でも時々は当方の取り組み,やり方を紹介したいと思っております.

引き続き本BLOGもお楽しみ下さい!