2015年3月1日日曜日

3月1日 ドクターヘリの目的

またやってしまいました.夏休みの最終日に絵日記をまとめて書く・・・はい,3月は公私共々忙しい日々で御座いました.言い訳ですm(_ _)m

というわけで,今月最初に書こうと準備していたのは「早期医療介入こそがドクターヘリの目的,それを実現するミッション」です.いや,そんな大それた内容では御座いませんが^^;

交通外傷,複数傷病者事案.もちろん覚知同時要請で救急車の現着とほぼ同時にドクターヘリが上空に到着します.ランデブーポイントは事故現場から数分.複数傷病者事案,重症外傷が疑われる受傷機転から現場直近着陸を選択します.現場の救助隊の1名に安全確保をお願いして着陸,医療スタッフはダッシュで現場へ!トリアージ,外傷初期診療を行いながらTECCMCまでのピストン搬送です.2人目以降は医療スタッフ同乗の救急車がTECCMCに向け走り,途中の良いポイントでドクターヘリでピックアップ.また,内因性疾患で緊急性を要する事案では,現場直近の農道に着陸し医療スタッフだけを降ろしドクターヘリは離陸.医療スタッフは現場で治療を開始,ドクターヘリはランデブーポイントで安全に待機,医療介入された患者はランデブーポイントでヘリ収容です.


ドクターヘリの目的を達成するためにはどのようなミッションが必要か?医療スタッフ,運航スタッフ,消防が行うチーム医療の形がTECCMC方式です.

医療スタッフが現場などでヘリから離れている間の光景.運航スタッフの方が見学案内をしてくれています.これも地域医療,地域貢献の一つの形です.住民の方々に認識してもらい,理解してもらうことが「地域に根差したドクターヘリ・カー」実現の第一歩です.