2011年4月1日金曜日

4月1日 新年度 始動!

今日から新年度.何も変わらない朝ですが,なんだかワクワクします.

今日から但馬救命救急センターに3人のNEW FACEが加わります.皆,即戦力.期待大です.適宜ホームページやブログで紹介していきますが,まずはお名前だけでも.

☆長嶺先生(男性)
☆池田先生(男性)
☆前山先生(男性)

以後,お見知りおきを!

NEW FACEの先生方は本日はまだオリエンテーション.なので今までの戦力でがんばります.なにしろ,新年度は他の科や研修医の先生方の交代で,救急外来の応援が無いもので・・・明日からは新戦力が現場に加わり,かなり楽になります.

そんな中,日勤は比較的落ち着いていたのですが,三浦先生が責任者に変わったとたんの夜勤から初療は野戦病院化・・・重症外傷に始まり,救急車は何台来たことでしょうか.WALK INは途切れず・・・結局,夜勤明けの小林,日勤居残りの岡本先生がサポートに入りましたが,落ち着いたのは日付が変わってかなり経ってから.まあ,こんなもんかと医師控え室でしばし記憶消失.夜が明けます.



本日のドクターヘリ担当は小林,岡本先生,藤巻看護師.気持ちも新たに今年度もがんばりましょう.

☆ドクターヘリ1件目 意識障害

今年度の始まりも覚知同時要請です.「意識なし,呼吸はありそう.」との情報です.現場は現着までに時間もかかり,搬送にも直近2次病院まで20分以上かかる地域.覚知同時要請こそが効果を発揮します.

ドクターヘリは10分少々で現場上空へ.救急隊が現場活動中です.指定されたランデブーポイントから現場まで距離がありそう.しかもまだ支援車が到着していません.であれば,上空から現場直近の着陸可能地点を確認し,地上の救急隊1名も地上から安全を確認してもらい着陸です.

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現場は数メートル先,資機材を持っていつものようにダッシュ.ちょうど患者さんは救急車内へ収容されたところです.車内で診察開始.意識レベルIII桁,低血糖なし.幸いにも呼吸,循環は安定.病歴などから鑑別診断をあげ,現場から一番近い拠点病院へヘリ搬送です.

ヘリへ患者さんを乗せ替え,周囲の安全に注意しながら離陸.数分で搬送先の病院ヘリポートへ到着です.

要請から搬送まで,非常に良い活動となりました.消防の皆様はじめ,関係者の皆様に感謝申し上げます.

☆ドクターヘリ2件目 意識障害(内因性?外因性?)

「トラクターの下敷き.」で覚知同時要請です.ヘリ要請は迷わない,迷えば要請する.キャンセルはいつでも出来ます.この考えが消防の指令の方々に浸透しております.

ヘリは数分でランデブーポイントへ.上空から事故現場をしばらく探しましたが見当たらず,ランデブーポイントへ着陸,救急車の到着を待ちます.

程なく救急車到着.「トラクターの下敷きにはなっておらず,側溝にはまり込まれ,意識朦朧,不穏状態です.」との申し送り.外傷?内因性?迷いますが,基本は気道,呼吸,循環,意識.外傷初期診療に準じて診療を進めます.FASTもnegative,低血糖もなし.背中を痛がられます.熱が40度近くあり.本日の気温は20度近くありますが,患者さんは毛糸の服を含めかなりの厚着.こんな時期に熱中症?

いろいろ鑑別をあげますが,現場で診断をつける必要はなく,ABCの安定化が得られれば,得られる準備が出来れば速やかな搬送です.患者さんをヘリに乗せ替え,TECCMCへ.

direct CTの検索の結果,腰椎棘突起骨折,水腎症.おそらくは尿路系の閉塞,感染から発熱,意識朦朧となり側溝に転落されたものと考えられました.

救急覚知から診断までのヘリによる短縮時間は30分近くありました.



今後もヘリ,カーをどんどん有効活用願います.本日もお疲れ様でした.