2014年2月26日水曜日

2月25日・26日 第19回日本集団災害医学会総会

2月25日,26日 第19回日本集団災害医学会総会が東京で開催されました.


先日お伝えした全国メディカルラリー優勝チームによる「メディカルラリーチャンピオンシップ」優勝は,大変喜ばしい成績でした.

今回の学会では,
センター長:優秀演題1「福知山花火大会爆発事故における医療支援活動の実際」


前山先生:院内災害対応マニュアルコンペティション「公立豊岡病院における
院内災害対策マニュアルの活用」


を発表,報告してきました.

災害対応,災害医療は日常救急診療の延長線上にあります.日常対応していないこと,考えていないことには災害時実践,活用は出来ません.そんな事を思いながら参加した2日間の学会でした.







2014年2月25日火曜日

2月25日 おめでとう,日本一!

2月25日,26日は東京で第19回日本集団災害医学会総会・学術集会が開催されました.


センター長が優秀演題1で福知山花火大会爆発事故における病院支援活動のことを,前山先生が院内災害対応マニュアルコンペティションで当院の災害マニュアルのことを報告,発表しました.

さて,今回の学会では全国メディカルラリー優勝チームによる「メディカルラリーチャンピオンシップ」が開催されました.TEAM TECCMCは関西代表(大阪千里メディカルラリー優勝チーム)として参加です.

TEAM TECCMC Special Version
 前山医師,中嶋医師,清水看護師,狩野救命士,植田救命士


背中には歴代チームのデザインを.TEAM TECCMCは歴史ある大阪千里メディカルラリーで準優勝(2010年初参加),優勝(2011年),優勝(2012年),優勝(2013年)という成績です.但馬だけではなく,関西,日本を背負っての参加です.


学会会場から都内某所へ移動.さて,どのような現場が待ってますか??


競技開始直後のブースは「トリアージ」.START式トリアージ,PAT式トリアージ,トリアージタッグ記載などがテーマのようです.実現場対応と一緒,難なく対応です.


次は「集団災害初期対応」.先着隊の役割は?こちらもいつもやってること.スイッチを入れてCSCA・・・ですね.


次は「核と爆傷」.これは実現場で経験なし.どう対応する??無線で「退避〜!!」と指示する前山先生がいました.


次は「情報共有」.昨年の花火大会爆発事故での対応通り.これを無線で行います.現場と現場が見えない本部でどう情報を共有し外に流すか?無線のやり取りは前山先生と中嶋先生.日常的に無線を使っているので見てても,聞いてても安心感があります.


はい,最終の現場に移動です.


最後の現場は「除染前トリアージ」.3名で順次対応です.事前勉強通り粛々と.5分以上の時間を余して終了です.


5現場対応.集団災害医学会ならではの出題でした.さてさて全国から集まった6チーム,TECCMCの成績はいかに??

懇親会での結果発表.結果は・・・
優勝!日本一!!

山本保博代表理事から賞状をいただきます.一緒に記念撮影.ありがとうございます!


おまけでセンター長も入れての記念撮影.


学会大会長の大友先生はじめ運営スタッフの皆さま,日本一のメディカルラリーに君臨する大阪千里メディカルラリー関係者の皆さま,そして但馬,関西の皆さま,このような機会を与えていただきました事に感謝申し上げます.ありがとうございました.

日々の現場活動の積み重ねと,本大会出場にあたってのTECCMCおよび豊岡市消防本部の協力の賜です.皆さま,本当にありがとうございました.また,留守を守ってくれてるスタッフの方々,やった〜!ありがとうね!!

メディカルラリーチャンピオンシップの報告でした.






2014年2月18日火曜日

2月18日 日常

2月も中旬,義理チョコが乱れ飛んだ日もいつのことやら・・・なかなかスッキリしない天候が続いています.そんな冬期の日々,TECCMCは通常営業中です.

ヘリ事案では覚知同時要請,ランデブーポイントから支援車で現場投入.当たり前に行われています.現場投入の判断は現着した救急隊が行います.「背部痛,ショック状態,現場投入願う!」現着した救急隊は病歴と皮膚の著明な冷感をもってショックと判断していました.血圧などの数値は二の次.現場から鎮痛を行いつつ当センターへ搬送.搬送中に徐脈へ.診断は大動脈解離.ドクターヘリ,ドクターカーの運用が始まって4年が経とうとしています.日々の件数もさることながら,こんな事案,症例も当たり前になりました.


冬の日本海を飛び,夜はドクターカーで地を走ります.冬期はドクターヘリの補完も行うので,カーの走行距離は飛躍的に伸びます.1 MISSIONが往復2時間となることもありますので・・・


連日のように行われるAcute Care Surgery.若手救急医も徐々に執刀.確実にステップアップです.病院前診療,軽症から重症までの初療対応,根治的治療,集中治療管理,病棟管理,外来followと確実に,抜けなく修得して下さい^^ チャンスは平等に,それをものに出来るか否かは・・・良い競争ですね.


救命医局では連日ま〇い先生が筋トレ.各種文献検索中のまえ〇ま先生の前でも筋トレ.2020年の東京オリンピック,まつ〇先生が目指すものは何!?


春の学会シーズンが近づいてきました.発表する先生方はデータの確認とスライド作成中.災害医学会,集中治療医学会,腹部救急医学会,救急医療会地方会で16演題の発表が予定されています.臨床も大切ですが,学問,科学も大切です.バランス良く頑張ります.と,その横でも筋トレする〇つい先生でした.






2014年2月13日木曜日

2月13日 雪だるま

患者搬送中,待機中のドクターヘリ.ヘリポート脇の雪で雪だるま作成です.ホッと一息のふく〇とフライトナース・・・^^


翌日も同じヘリポートに着陸し,待機.前日作成の雪だるまは気温上昇とダウンウオッシュにより意識消失し瀕死の状態に・・・


直ちには〇しフライトナースにより蘇生術が施行され,無事に生まれ変わりましたとさ.顔が整形されてますが・・・(@_@)


冬期ミッションの合間,待機中の束の間の休息でした.






2014年2月10日月曜日

2月10日 ん〜,もう雪は要りません

低気圧の影響でここ数日は日本全国で雪です.但馬地域も多分に漏れず雪・・・ドクターヘリの運航に大いに影響を及ぼします.その代わりにドクターカーが補完で大忙しです.救急医が迅速に現場に向かい,早期医療介入が果たせる体制さえ構築出来ていれば良いと思っております.

大荒れの日本海.演歌です^^;


天候の合間を見計らって,出動体制のJA822H.



センター内はAcute Care Surgery,敗血症,外傷,脳血管障害などなど天候に関わらず,変わらず稼動中です.



ホント,早く春が来ないものかと切望する今日この頃です.







2014年2月2日日曜日

2月2日 連日の現場先着

ここ数日,春の陽気に包まれています^^ 雲一つない青空に穏やかな青い海.このまま春になれば良いですね.


スキー場も雪の白さが映えます.海も山も美しい景色の北近畿エリアです.



スキー場の事案は119番覚知から救急車現場到着まで30分以上はかかります(スキー場はそんな山の上にありますから).覚知同時要請でドクターヘリが要請された場合,ほとんどの事案でヘリが先着します.安全を確認し着陸した後,フライトドクター,フライトナースはトーマスバック,エコーバック,バックボード,ネックカラー,携帯用酸素を持って現場に向かいます.現場まではダッシュ,スノーモービル,スキーパトロールの方のクルマ,雪上車など多種多彩.外傷事案がほとんどなので,病歴聴取と外傷初期診療を同時に進行します.安定化と全脊柱固定を確認した後のヘリまでの搬送手段は状況に応じ考えます.後着救急隊と共に搬送したり,医療スタッフのみで行ったり.

天気が良くなるとスキー場の事案も増えます.ヘルメット着用を心掛け,安全に楽しく雪山遊びを行って下さいm(_ _)m


支援車内,ヘリ機内,エンジンスタート後の乗り込み・・・この冬も熱いスタッフが翔け巡ってます.



胸部外傷の小手術.若手の山本先生,菊川先生による止血手術です.ガツガツと貪欲にいろんな事を吸収してくれてます.あっ,指導者のセンター長は外回りとカルテ記載担当です.



気がつけば2月になっていました.今年も残り11ヶ月(!?),頑張りましょう〜!