2014年3月31日月曜日

3月31日 取り急ぎのまとめです(病院前救急診療)

気がつけば2013年度も本日で終了です.取り急ぎ,病院前救急診療のまとめをアップします.今後の精査によっては多少の数字の前後はあります.ご了解下さい.

ドクターヘリ
 要請件数 1701件
 出動件数 1422件(現場出動が90%以上)

ドクターカー
 出動件数 1310件

病院前救急診療の出動件数はヘリ,カーを合わせて“2732件”.今年度も安全にかつ有効に活用していただき,救命率向上と後遺症軽減に少なからずお役に立つことが出来ました.関係者の皆様の絶大なるご支援,ご協力,ご理解に感謝申し上げます.

アンダートリアージ0を目指し,また,さらなる質の向上を目指し来年度も邁進いたします.よろしくお願い申し上げます.


2013年度最終日もいつも通り.ドクターヘリ,ドクターカーは救急現場へ医療スタッフを運び早期医療介入を実現しています.そんな中の重症症例の施設間搬送は救急医同乗で県防災ヘリにお願いしました.兵庫県内でこのような棲み分け,役割分担が今後きちんと確立されると良いですね.


はい,2013年度も大変お世話になりました.また明日からもよろしくお願いします.という思いを込めての撤収作業.


ドクターカーも1年の汚れを落としましょう.今年度の洗車担当は藤崎先生.運行開始前の朝5時のワンシーン.なぜ,藤崎先生なのか??それは追々・・・^^


〆は事務の皆さまも含めたスタッフ一同で記念撮影.「お疲れ様でした」「ありがとうございました」「またよろしくお願いします」などの言葉と共に2013年度も終了です.2014年度もスタッフ一同救急医療に邁進いたします.ご指導,ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます.













2014年3月28日金曜日

3月28日 Dr. 池田,Dr. 菅,Dr. 三浦・・・またね^^!

じゃあ,またね^^

三浦龍馬先生
 3月26日 ラストフライト(三浦先生,佐々木先生,濱看護師)
 3月28日 最終勤務

第1期生として4年半にわたりTECCMCの立ち上げから頑張ってくれました.誰からも愛される人柄,岡先生の愛弟子,北海道に渡っても頑張れよ!



菅健敬先生
 3月23日 ラストフライト(菅先生,三浦先生,米田看護師)
 3月30日 最終勤務予定

第4期生として,県立塚口病院からの出向で来てくれました.小児科が専門の救急集中治療医として,多くの事をTECCMCにもたらしてくれました.感謝!塚口病院に戻っても,またいつでも遊びにおいで〜!


池田光憲先生
 3月28日 ラストフライト(池田先生,センター長,藤巻看護師)
 3月29日 最終勤務予定

第4期生として,外科の研鑽後に来てくれました.スマートなAcute Care Surgeonに成長しましたねえ.大学院はまた違った環境ですが,臨床にドップリ触れたくなったらいつでも来てくださ〜い!


先生方,ありがとうございました.またいつかどこかで必ず一緒に“救命”しましょう!!TECCMCはホント,良い人材が育ち卒業します^^ 















2014年3月27日木曜日

3月27日 日常 

年度末はスタッフの異動もありますが,救命救急センターの日常はいつもと変わりません.今日はそんな一コマ・・・

この時期は時々「雲海」が現れます.ドクターヘリ運航には難敵です.


通常は春の陽気.汗ばむ季節になってきました.「もっと背が伸びますように・・・」晴天を見上げ祈るフライトナースは誰?


ランデブーポイントで救急車の到着を待つ間の準備.薬剤投与,機内処置・・・取り敢えず座って,落ち着いて準備.山本先生はストレッチャーを支えに束の間の休息.今日,これで何件目の出動だっけ??


覚知同時要請が多い当ドクターヘリは,ランデブーポイントから消防の支援車で現場に向かうことも多くなります.消防はじめ多くの皆さまのご協力に感謝いたします.現場ではもちろん長袖にヘルメット.自身の安全は自身で確保.


日没間際の重症外傷.出血性ショック!陸送なら1時間以上,心停止していたでしょう.迅速な対応,搬送,緊急手術,緊急輸血で救命.三浦先生らしいラストミッション.


お得意のICU手術に穿頭+TAE.IVRも普通に・・・


Off the job trainingのwet labo.永嶋先生主催で若手の救急医達は腸管,血管吻合の練習,練習.岡先生の厳しい指導でしぼられる菊川先生の図でした.


救急医達の日常でした.






2014年3月25日火曜日

3月25日 平成25年度TECCMC壮行会開催!

春は異動の季節です.TECCMCからも4名の救急医が巣立ちます.本日はTECCMC医局,看護部,消防,他診療科,事務など集まっての壮行会を開催です.

2013年度TECCMC卒業生
 ☆第1期生 三浦龍馬先生
 ☆第2期生 井手善教先生
 ☆第4期生 菅 健敬先生
 ☆第4期生 池田光憲先生


記念品と卒業証書の代わりにTECCMC'sスクラブ&ブルゾン.当センター,当地域に本当に貢献してくれました.ありがとう!全員,胸を張って次に向かって飛び出して下さいね.感謝の気持ちでいっぱいです.

それから,TECCMC立ち上げから救命看護部の指揮を執ってくれた西口師長が退職されます.あわせての壮行会.TECCMCを産み育ててくれた師長さん,これからもこのセンターの成長を見守って下さい.長い間,ありがとうございました!

最後の〆は笑顔での集合写真.何処に行っても,いつまでもTECCMCの一員ですからね,皆さん^^







2014年3月21日金曜日

3月21日 井手先生,ありがとうね^^

春は卒業の季節.本日は井手先生のラストフライトです.2011年度入職のTECCMC第2期生です.現在は脳神経内科に出向し,救急との二足のわらじで頑張ってくれています.今日は同期生で先輩の永嶋先生とコンビを組んでの出動でした.4月からはさらなるステップアップを目指して頑張って下さい!

センター長から花束贈呈.


胴上げ〜


2期生同士で.2期生の卒業生には長嶺先生(現・宮崎県立病院救命救急センター)がいましたね^^ 皆,優秀な救急医です.


カメラマンの藤崎先生と.本日掲載の写真は全て藤崎カメラマンの作品です.藤崎先生の「良いね〜,井手先生.こっち向いてみようか〜」の声に・・・最後は・・・ピー.


医局の席がお隣同士.綺麗な机同士の番匠谷先生と.


TECCMC's「玄さん」「小玄さん」コンビ.兄弟か否かの真実は未だ不明.


医局の席は背中合わせ,松井先生.「医局の机,椅子周りは常に整理整頓して下さいね」と井手先生は最後まで懇願されていました.


最後は本日のスタッフで祈念撮影.大きく成長しましたね,井手先生!ではそのまま24時間勤務にいってみよう〜^^


お疲れ!!
















2014年3月14日金曜日

3月14日 ドクターヘリ安全講習会&平成25年度第6回ドクターヘリ症例検討会

本日はドクターヘリ安全講習会&平成25年度第6回ドクターヘリ症例検討会を開催しました.

ドクターヘリ安全講習会は通算で3回目,年1回の間隔で行っています.HEM-Netの協力をいただき,特別講演を拝聴,その後に症例検討も兼ねたパネルディスカッションを行います.

今回の特別講演はHEM-Net理事の西川様.諸外国のHEMSの安全に関する現状,取り組みなどをご紹介いただきました.


パネルディスカッションは消防2題,基地病院1題,運航会社1題の発表で,今回のお題目は「現場直近着陸と安全」.事案,4カ年分のデータ分析,運航側からのリスクマネージメントなどの発表を踏まえ,「安全とは何か?」「リスク回避の手段は?」「リスクが高くなる現場直近を優先する根拠は?」「ランデブーポイントの管轄範囲はどれくらいが妥当か?」などなど,多機関で実りある情報共有が出来ました.さらに安全で有効な事業とするためにやるべき課題も明示されました.ご多忙にもかかわらず,ご参加いただいた関係者の皆様,ありがとうございました.今後ともよろしくお願い申し上げます.

ドクターヘリ事業に限らず,救急医療,地域医療は医療,消防,行政,住民など多くの人が同じ方向を向き,理解,協力し合わなければ上手くいきません.4年間努力してきましたが,まだまだ1枚岩になりきれていない所もあります.MC体制を含め,再考すべきは行わなければなりません.来年度以降もしっかりとした地盤の上に救急医療を提供させていただければと思います.


本日の1枚は夜間飛行訓練時のドクターヘリ.機長さんの飛行経験のための訓練です.ヘリポートには簡易夜間照明.なかなか見られる光景ではありませんが,お気に入りの1枚です.



あっ,そう言えば世間は「ホワイトデー」.世の中の男性の皆さま,しっかりと対応はされましたか? TECCMCの医局は・・・間先生,藤原先生,対応してくれましたよね^^??






2014年3月11日火曜日

3月11日 3年

震災から3年が経ちました.
3年前の記録です.
 http://teccmc.blogspot.jp/2011/03/3111.html

忘れることなく,我々は日々の業務に邁進いたします.





2014年3月9日日曜日

3月9日 trauma surgery

外傷診療は病院前から始まります.日没後の交通外傷,ドクターカーが出動です.傷病者は4名.救命士がしっかりとトリアージ,ドクターカーの医師は「赤」の患者の治療を現場から始めます.

「骨盤骨折疑い,ショック」 TECCMCへ病院前指示が入ります.「黄」の患者と時間差で搬入.初期輸液に反応したのでdirect trauma pan-scan CTへ・・・

腹腔内出血あり!そのまま初療手術室へ.麻酔と同時に手術開始.1時間以内に全ての治療を終了しICUへ.TECCMCの日常的な外傷診療,ちょっと紹介してみました.



移動のリスクがあったり,血液浄化療法中の場合はICU内手術も当たり前です.迅速に準備してくれるナースの皆さま,いつもありがとうございますm(_ _)m 救急医療は時間との勝負です.時間を意識した診療も大切ですね.



最近は学術的な報告ばかりだったので,日常診療の紹介をしてみました.もちろん,こんな激しいだけの日々ではありません.のんびり,ゆったりと診療を行える日もありますよ^^








2014年3月7日金曜日

3月7日 学会だらけ・・・やっと終了です

春は学会シーズン.先日の日本集団災害医学会に続き・・・

2月27日〜3月1日 第41回日本集中治療医学会学術集会(京都)
 センター長
  severe ARDSに対するAirway Pressure Release Ventilation (APRV) の検討
 永嶋先生
  心肺停止となるも集学的治療にて救命し得たTSSの一例
 岡先生
  重症肺炎球菌性肺炎による敗血症性ショック患者に対し
  経皮的心肺補助装置を導入し独歩退院した1例
 中嶋先生
  病院前救急診療における迅速気管挿管
 前山先生
  心停止蘇生後患者に対する脳低温療法による予後と
  NH3値、rSO2値の関連についての検討
  症例検討“ドクターI” 指定演者

3月1日 第109回日本救急医学会近畿地方会(近畿救急医学研究会)(京都)
 番匠谷先生
  敗血症性ショックに対するVA-ECMOの使用経験
 菊川先生
  爆発事故による受傷後の行動が敗血症性ショックの起因となった熱傷例
 間先生
  外傷性冠動脈損傷による心停止が疑われた多発外傷の1
  遷延する意識障害・低血圧に対し、CHDF導入により改善を認めたリチウム中毒の1

3月6日〜7日 第50回日本腹部救急医学会総会(東京)
 センター長
  座長(外傷1)
  腹腔内感染症に伴うsevere sepsisseptic shockに対する治療戦略(パネル)
  acute care surgery;目の前の患者を救う創意工夫(共催セミナー)
 番匠谷先生
  大腸穿孔症例に対する術式と周術期管理の検討(主題関連)
 藤崎先生
  感染性心内膜炎による敗血症性塞栓が回結腸動脈破綻を来した一例
 佐々木先生
  膵管ステントにより軽快したa型膵損傷の1

3月7日 第2回救急医療フォーラム(東京)
 センター長
  地域救急医療・予後を改善させた取り組み
  〜For Trauma, Shock, Sepsis and Everyone〜(特別講演)

インフルエンザ感染で5名の救急医が強制自宅待機となる中,順番にきっちりと発表してきました.あとは論文作成を頑張りましょう!臨床はもちろんですが,今後も学術的な活動も質を保ちながら頑張ります.


学会シーズンでもセンターは通常営業.交代制勤務で粛々と対応です.ドクターヘリ,ドクターカーは当たり前の様に出動していきます.そして今日も不応需0.


日没間際,夕日に向かっての帰投です.本日もお疲れ様でした.











2014年3月4日火曜日

3月4日 掲載していただきました

先日のメディカルラリーチャンピオンシップ優勝の記事を新聞各社(地方版)に取りあげていただきました.





また,豊岡市のHPにも広報していただきました.



皆さまのご支援,ご支持があっての功績であります.感謝いたします.

記事の中にも記載されていますが,日々の業務,信頼関係があっての結果です.TECCMCが立ち上がって丸4年,地域,行政あげての体制作りの成果が見えてきました.良いことですね〜^^