2020年1月1日水曜日

1月1日 謹賀新年

2020年 新年が始まりました.
旧年中は皆様に多大なるご支援を賜り感謝申し上げます.
本年も引き続きのご指導,ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます.

TECCMC,ドクターヘリ事業,ドクターカー事業など全てが10周年を迎えます.本年は「REVOLUTION & EVOLUTION」を実現し続けるべく,新たな挑戦の年にしたいと思います.

進化し,成果を出し続けるTECCMCに本年も注目です!





2019年12月11日水曜日

12月11日 掲載されました「【兵庫】へき地医療を支える,新しい救命救急センターの在り方 小林誠人・但馬救命救急センター長に聞く Vol.2」

会員限定のサイトm3.comに当センター,小林センター長のインタビュー記事が掲載されました.

会員の方は https://www.m3.com/news/kisokoza/699058?prefecture_id=28&portalId=mailmag&mmp=LZ191211&mc.l=540629014 からご一読下さい.

Vol.1の内容は https://www.m3.com/news/kisokoza/699057?prefecture_id=28&portalId=mailmag&mmp=LZ191204&mc.l=537104152 をご一読下さい.

非会員の方にはこんな内容の記事ということで.

 2010年の開設以来、常に全国トップの出動数を誇る但馬救命救急センターのドクターヘリ。円滑な運用モデルは高く評価され、日本中から注目を集めている。公立豊岡病院但馬救命救急センターでは、その他にも数々の取り組みに着手し、地方都市の救命医療体制を改革し続けている。指揮官を務める、救命救急センター長・小林誠人氏に目覚ましい活躍を支える裏側について話を聞いた。(2019年6月18日インタビュー、計2回連載の2回目)

――まず開設時に取り組まれたことは何ですか? 
 当センターは2010年4月に開設しました。この地域は昔から病院が少なく、医師不足が深刻です。都会と変わらぬ救急医療を提供するには周囲の病院との連携が必要だと考え、それぞれ得意とする分野を活かした役割分担に尽力しました。

――病診・病病連携ということですか?
 そうです。当院を含む但馬地域の7つの公立病院が、急性期、回復期、慢性期を分担しています。ドクターヘリを有する当院は、もちろん急性期、そして救急を主に担当しています。これによって専門性の高い医療を提供するとともに、但馬地域の全事例に携わることができます。例えば患者の状態、病期に応じ、各々の病院が得意とする専門性の高いあるいは地域に密着した医療を提供できると共に、当センターからの継続診療をお引受いただくことも多くなっています。もちろん急性期治療が必要になった場合はいつでも当センターに紹介していただくことで地域循環型の救急医療体制を構築することができました。
 また消防機関と協力して,但馬地域内の全救急搬送事案を検証しています。その結果、但馬地域内救急搬送の約7割が当センターに搬入され、適切な時間内に適切な救急医療を提供することが可能になっています。

――役割分担することで、そのような利点があるんですね。
 私は、一つの病院が何もかも対応する必要はないと思っています。今の日本は、都会に医師が集まり、地方は医師不足で困っている状態。なかには救命医が一人、二人で頑張っている救命救急センターもありますが、そもそも救命救急は一定の人数がいなければ正常に機能しません。それなら複数の病院が役割分担し、医師も患者も集めてしまった方が有益ではないでしょうか。
 それに病院ごとに特徴をアピールすれば、自ずと医師が集まります。当センターは兵庫県北部の非都市部にありながら、現在救急医が26人、ナースが55人、専任で在籍しています。医師に関しては、開設当初9人でしたから約3倍の増加です。

――救命医だけで26人とは、非常に大所帯の印象を受けます。どのような勤務体制をとっていますか?
 勤務は、基本的に日勤と夜勤の二交代制です。当センターでは、「診療科にこだわらず、地域の患者を病院全体で診る」という考えの元、各科と強い協力体制をとっています。二交代制なら、日中しっかり休養をとるため夜勤に集中でき、救命患者だけでなく他科の患者も含め「間口の広い」救急診療が可能。その分、他科の医師は夜間、休日の宿日直は無く、必要時に診療をお願いするオンコール体制を取っています。これにより、各科医師の業務・勤務時間軽減にも努めています。
 また、重症患者に対して病院前診療から初期診療、緊急手術、さらに一般病棟に移動後まで責任を持って担当するといった「奥行きの深い」診療を提供しており、二交代制によって「間口の広い、奥行きの深い」救命救急センターを実現しています。

――その他、地元住民に向けて取り組んでいることはありますか? 
 はい、地域の小学校から出前講座の依頼があれば積極的に出向くようにしています。例を挙げると「生命(いのち)を支え続ける日常から」、「安心安全な但馬地域を支える救急医療」、「空翔る救命救急医が語るドクターヘリの真実」、「ここに日本一の救急医療がある!!」など、さまざまです。一つは、子どもたちに自分の暮らす地域が安全であることを伝えるため。進学や就職で、但馬を出たとしても、住みよい環境であればいずれ帰ってきてくれるはずですから。それが“医療従事者として”であれば、なおさらうれしいですね。
 それともう一つは、周囲の理解を深めるためです。ドクターヘリは、着陸時に学校のグラウンドを使うことが多く、なかには騒音や埃に苦情が出ることがあります。ただこういう人も、自分の子どもがドクターヘリに感動したり興味を持ったりすれば、徐々に理解を示してくれるでしょう。
 地味な活動ですが、ドクターヘリ、ドクターカー事業を地域に根付かせるには、小さな一歩を重ねるよりほかありません。単に設備投資するだけでは、決して成り立たないのです。

――最後に、今後の展望をお聞かせください。
 日本は今後さらなる人口減少、高齢化が進むでしょう。それに対応するため、現在ドクターヘリがカバーする半径80㎞圏内の二次医療圏と手を組み、広範囲の医療圏確立に向けて取り組んでいる真っ最中です。必ずや、地域住民が安心できる強固な医療体制を構築します。

2019年12月3日火曜日

12月3日 掲載されました「【兵庫】速度、出動件数ともに全国トップクラスを誇るドクターヘリ 小林誠人・但馬救命救急センター長に聞く Vol.1」

会員限定のサイトm3.comに当センター,小林センター長のインタビュー記事が掲載されました.

会員の方は https://www.m3.com/news/kisokoza/699057?prefecture_id=28&portalId=mailmag&mmp=LZ191204&mc.l=537104152 からご一読下さい.

非会員の方にはこんな内容の記事ということで.

 公立豊岡病院が運営する但馬救命救急センター。2010年に開設されるやいなやドクターヘリが全国トップの出動数847件を記録し、「日本一忙しいドクターヘリ」として連日メディアに取り上げられるようになった。その勢いはとどまることを知らず、2018年の出動件数は2105件。その立役者である救命救急センター長・小林誠人氏は、2005年のJR福知山線脱線事故で陣頭指揮をとり、2011年の東日本大震災、2013年福知山花火大会露店爆発事故でも活躍したベテラン救命医だ。これまでの豊富な経験によって構築された、同センターのドクターヘリシステムについて話を聞いた。(2019年6月18日インタビュー、計2回連載の1回目)

――但馬救命救急センターのドクターヘリの管轄エリアについて教えてください。
 当センターは、北近畿地方唯一の救命救急センターです。ドクターヘリが管轄する三次医療圏は、鳥取東部から兵庫北部、そして京都北部までの半径80㎞、約70万人を対象にしています。一般的に推奨されるドクターヘリの運航範囲は拠点病院から半径50㎞圏内ですから、比較すると広大な地域エリアを受け持っていることが分かるでしょう。
 救急車なら移動にかなりの時間を要しますが、ドクターヘリなら時速200㎞で現場へ急行できます。豊岡のような地方都市にとってドクターヘリは非常に有効な医療手段なのです。

――どのような運営体制をとっていますか? 
 救命救急において、もっとも意識しなければいけないことはスピードです。時間がたてばたつほど患者の救命率が低下しますから、初期治療の質を上げるにはドクターヘリの迅速な出動と、現場での滞在時間の短縮化、この二つが求められます。
 まず一つ目の迅速な出動に関して、当センターでは消防との密な連携を徹底しています。開設時から「必要なければ途中でキャンセルして構わない。必要と判断すれば119番覚知と同時にためらわず要請を」と消防指令課員に伝えています。一分一秒が生死を分ける救命の現場では、出動をちゅうちょするほんの少しの余裕も許されないのです。
 そのために「キーワード方式」を取り入れ、119番通報で「意識がない」「けいれんしている」「呼吸していない」「手足が急に動かなくなった」などの言葉が出た場合はすぐさま要請する体制をとっています。最近は、キーワードが出なくても消防指令課員が機転を利かせて出動要請してくれる「指令課員判断」が三十数%にまで増えました。これにより119番通報からドクターヘリを要請するまでにかかる時間は平均5分。救急隊員が現場に行ってから要請する事例を省けば3分もかかりません。

――全国平均の十数分に比べると、”日本最速”と言える迅速な対応です。消防との密な連携で、そこまでスピードを上げることが可能なのでしょうか?
 緊急時に連携をとるだけでは不十分です。当センターでは普段から但馬地域の救命救急を一挙に引き受け、救急車の要請には24時間、365日「絶対応需」の姿勢を貫いてきました。その結果、消防から強い信頼を得ています。
 また、管轄の消防本部と全事例について入念に検証を重ねており、但馬地域ではメディカルコントロール協議会で2カ月に一度検証会議を実施。また、南但消防本部・美方広域消防本部・豊岡市消防本部の但馬三消防だけではなく、ドクターヘリ運航範囲である但馬地域外の7消防本部でも、それぞれ半年に一度ずつドクターヘリ、ドクターカーの症例検討会を開き検証を行っています。回を重ねることでドクターヘリ、ドクターカーの出動の有無を比較した非常に正確なデータを構築でき、それを基に改善を繰り返しています。おかげで出動時間の短縮化だけでなく但馬三消防のアンダートリアージ率は0%。開設以来9年間、地道に検証を重ねてきた努力のたまものです。

――二つ目の現場滞在時間の短縮化についてはいかがですか? 
 時間短縮を図る方法はさまざまありますが、やはり一番は質の高い医療チームを現場に送りだすことでしょう。当センターは質を維持するため、ドクターカー、ドクターヘリに乗れる基準を明確に定めています。後期研修医の場合、初年度はセンター内で勤務し、救急医として基礎的な知識と技術を身に付けます。二年目以降は成人の救急診療、ICU管理に加え、小児の救急集中治療を研修した後に、見習いとして指導医についてドクターカーの同乗研修が始まります。そして一人でドクターカーに乗車できるようになったら、次はドクターヘリの見習い、そして独り立ち……と個々の能力に応じて順々にステップアップしていきます。

――そういった運営体制について、他の病院や行政から多くの視察があると伺いました。
 はい、”日本一の出動数”ということが注目され、さまざまな方がいらっしゃいます。ただ、私たちにとって出動数は大したことではありません。そもそも地域によって状況が違いますから、比較することに意味があるとも思えません。
 それより着目すべきことは、患者が適正な救急医療を受けているかどうか。アンダートリアージを無くすることの方がはるかに大切ではないでしょうか。当地域では、消防関係者も含め救命の全メンバーが「地域の住民の救命、および後遺症軽減に向けてともに努力しよう」の一心で日々医療に向き合っています。ドクターヘリの出動数は、あくまでその結果に過ぎないと思っています。

【取材・文=竹田亮子】 Vol.2に続く

2019年11月19日火曜日

11月20日 掲載されました「ダイヤモンド・オンライン」

小林センター長の取材記事が「ダイヤモンド・オンライン」に掲載されました.
是非ご一読下さい!

https://diamond.jp/articles/-/220731



2019年7月5日金曜日

7月5日 鳥取市立若葉台小学校の特別授業に行ってきました

鳥取市立若葉台小学校の特別授業に行ってきました.小学校6年生を対象に救急医療体制・救急診療の話をセンター長が行いました.

授業の風景は地元のケーブルテレビが取材,まとめてくれています.是非,ご覧下さい!
 日本海ケーブルネットワーク:小学生が救急救命の世界を学ぶhttp://bit.ly/2xChAl0

授業の後はDMAT CARの見学をして,集合写真です.


このような取り組みが各地に広がっています.学校からのご依頼は喜んでお引受します.是非,お声がけ下さい.また,この度はお招きくださった学校関係者の皆様に感謝申し上げます.