2014年6月30日月曜日

6月30日 お知らせです

TECCMCのホームページをリニューアルしました.URLは変わらず,
 http://www.geocities.jp/tajima_eccmc
です.

皆様,どうぞお立ち寄り下さい.コンテンツは順次アップしていきます.

2014年6月28日土曜日

6月27日・28日 DMAT技能維持研修

近畿ブロックDMAT技能維持研修に参加しました.参加者は・・・センター長,岡先生,番匠谷先生,林看護師,米田看護師,辻岡調整員,そして院長先生!!当院は院長先生が災害,DMAT,救急に精通している病院です^^

会場は大阪医療センター.西日本のDMAT事務局です.



日常的に現場などで災害対応をしている救命スタッフはもちろん,院長先生も座学にワークショップに頑張っておられます.


実災害対応の実際を“受講生”のセンター長が紹介,発表.机上の学び・シミュレーションからの実対応を経験し続けるセンター長とTECCMCです.


知識の整理ができ,大変学びの多い研修でした.130名を超える受講生に対応された事務局,スタッフの皆様,お世話になり,ありがとうございました.今後ともよろしくお願い申し上げます.

勉強の後は・・・皆さん,覚えてますか?結婚を機に今年3月にTECCMCを卒業した第1期生の“岡本先生”.今は神戸で変わらないスタイルで働いています.27日はその岡本先生(今は名前が変わってますが^^)の○5回目の誕生日.以下のURLをご参照下さい.
ということで,大阪にお呼び(呼び出してが正解)してのミニバースデイパーティ!卒業生はいつまでも変わらないTECCMCの大切なスタッフですからね〜〜〜


はい,プレゼント.番匠谷先生ご夫妻の見立てです^^



研修組が留守の間,変わらない日常のTECCMCを守ってくれてたスタッフの皆さん,ありがとうございました.研修組は明日からしっかりと働きます!











2014年6月26日木曜日

6月25日・26日 第28回日本外傷学会総会・学術集会

第28回日本外傷学会総会・学術集会(東京)にセンター長,佐々木先生が出席しました.


佐々木先生は若手外傷外科医座長枠で人生初座長(ポスターセッション).上手く進行,質問も出来たようです.


センター長はシンポジウム「フィールドから始める外傷治療」で「現場から始める外傷診療とその効果」というお題でお話しました.スライドを一部紹介.



自施設のoutcomeからの主張,結論は大切な事です.またこのような学会で,日本の趨勢,自施設の立ち位置を確認する事もまた大切なミッションです.

学会会場でTECCMC卒業生の長嶺先生(第2期生)に出会いました.故郷の宮崎で頑張っておられます.


折角の再会です.休み時間に1枚^^ なんだか嬉しいですね.

センターは外傷祭りだったようです.緊急手術も終わり,さて平穏な夜を迎えているでしょうか??

青い空,白い雲とドクターヘリ.こんな強力な医療ツールを使わない手はありません.そして上手に運用すれば効果絶大です! 学会で刺激をいただきました.明日からもっともっと飛躍出来るよう頑張りましょう!!











2014年6月23日月曜日

6月23日 院内災害訓練 事前講義

今年度も院内災害訓練事前講義が今月から始まりました.第一弾は9日にお題「トリアージ」でDMAT隊員である畑中看護師が講義.そして本日は「総論:災害とは?」でセンター長が講義を行っています.

実災害における豊富な経験と,日常診療における恒常的な複数傷病者対応をふまえた内容でした.

あと3回,「DMATとは」「当院のライフライン」「但馬地域における災害対応」といった内容で講義を行います.その後は机上シミュレーションを経て災害訓練の実施.年に数ヶ月はこんな時期があっても良いでしょう.災害は忘れたころに起こるので,忘れなければ起こらないはずですし^^;

講義の写真は取り忘れました・・・代わりにおかしな二人(まえ○ま先生,まつい先○.あっ,○付ける位置間違えました.まつ○先生).仕事終わりの撤収作業中のEZ-IOシミュレーション中だそうです.


お口直しにこちらをどうぞm(_ _)m





2014年6月22日日曜日

6月22日 盛り沢山でした,今週も

気がつけば週末・・・今週もいろいろありました.

本日は「第35回丹但地区研修会市民公開講座(兵庫県臨床検査技師会)」でセンター長がお話をさせていただきました.お休みにもかかわらず,大勢の方々にお集まりいただきました.ありがとうございました.


お題は「大丈夫ですか?」ですが,結論は「大丈夫です!」でした^^

また,神鍋マラソン大会が開催され,今までの傷病者発生状況から救命医療班で中嶋先生,清水看護師が現場に派遣されました.幸い今年は何事もなく終了.良かったです.

今週も山岳救助事案.ヘリスタッフは支援車で現場投入!重複対応もいつも通りこなしていました.


ランデブーポイントで待機中.芝生のグラウンドは散水の必要がなく,ありがたいです.


鳥取砂丘と鳥取空港.年々鳥取方面への出動が増えています.消防の尽力の賜です.お世話になりますm(_ _)m


救命救急センターのICU/HCUは変わらずの毎日.日々何かが行われています.上級医が若手を指導,指導^^


初療手術室での緊急手術.某大学からの転医受け入れ.山陰,北近畿の重症外傷事案は当センターへの集約化がBESTです.


朝のヘリ点検時,ヘリポートからドクターカーを発見!近隣地域はカーが大活躍です.そして夜もカーの独壇場.ドッキングポイントにもう少し明かりが欲しいところですが・・・


ドクターヘリの運航終了後に前山先生と松井先生が飛行中の補助換気シミュレーション.前山先生の完璧な手技と胸郭挙上を確認する真剣(???)な眼差し・・・血走ってます.


 週末,和みの1枚.・・・失礼しましたm(_ _)m 










2014年6月17日火曜日

6月17日 ドクターヘリ・ドクターカー症例検討会

本日は第3回目のドクターヘリ・ドクターカー消防本部別症例検討会です.今回お邪魔したのは美方広域消防本部.


TECCMCから約1時間で本部です.行きの車内では何に興奮したか知りませんが,ふじ○きナースがふくも○ナースの服のボタンを剥ぎ取る事件が発生,ふ○まきナースは心落ち着かせるために,ふく○とナースの服のボタン付けを粛々と行います.


検討会では,
・ドクターヘリ・カー要請件数
・死亡,重症におけるドクターヘリ・カー未要請事案件数
・未要請事案の詳細
・未要請の理由
・その妥当性
などをまず討論し,結果的には昨年度の事案で真のアンダートリアージは該当無しと結論付けられました.しかしながら,前2消防本部同様に脳血管障害を疑わせるキーワード聞き取り困難事例が少なからずあることもわかりました.

本署,分署からの事例報告は,
・時間的にカー要請か,直近医療機関搬送かに迷った事案
⇨搬送先病院の診療能力,質,診療スピードを考慮し,最終的には治療開始,診断確定などの時間を考慮した判断を,またTECCMCから離れている地域なので結果「オーバートリアージ」は問題無いので,可能な限り覚知同時要請,救急隊現着後にヘリ・カー不要であれば遠慮なくキャンセルして下さい,という結論になりました.
・重症外傷,緊張性気胸の事案
⇨救急隊の観察,判断,ヘリ覚知同時要請による早期医療介入が心停止の回避,救命につながったお手本のような「推奨症例」でした.
・一酸化炭素中毒による複数傷病者対応
⇨情報の錯綜,救急隊1隊の限られた資機材でどう活動するか,ドクターヘリピストン搬送か救急車による陸送かなど,今後何を改善,検討すべきか明かになりました.


美方広域消防本部は東西に搬送先候補がある地域です.傷病者の状態を第一に,様々な因子を考慮した病院選定が求められます.地域毎の搬送時間を明示し,今後の病院選定に関して判断基準,ヘリ・カーの活用について再確認が行われました.


今回も実りある検討会になりました.関係者の皆様には大変お世話になりました.

夕方からはセンター長による「外傷診療その1〜病院前救急診療から外傷チーム医療〜」の救命救急センター内勉強会でした.皆で共通概念を持つことは大切ですから!

本日もお疲れ様でした.









2014年6月16日月曜日

6月16日 連携

ドクターヘリと消防防災ヘリは現場では上手く連携します.目的が同じ,現場に出ているスタッフは皆同じ方向を向いていますから当然です.今日はそんな事案の紹介です.

覚知同時要請の山岳事案です.ドクターヘリはランデブーポイントに着陸,医療スタッフは支援車で現場の山中に向かいます.医療機材の他はヘルメット,皮手袋,医療用無線,衛星携帯などを携えます.支援車から降りて,救助隊と共に山登り.本事案は道無き道を現場に向かいます.患者接触,救助までに時間を要すると判断し,ドクターヘリはTECCMCへ一旦帰投させ別事案対応をセカンドクルーで対応可能にします.搬送可能になれば再要請の段取りです.


患者接触まで約30分.高所転落事案です.現場の安全を確認し,外傷初期診療開始.ショック!初期輸液を開始,原因検索をサクッと行います.幸いにも初期輸液に反応あり.全脊柱固定から簡易舟形担架で空が抜けている空地へ沢の中を移動です.そう,予め要請をしていた防災ヘリが上空に到着しています.防災基地から約30分の現場,時間経過はバッチリあいました.発煙筒で吊り上げ場所を防災ヘリに知らせます.救助は機能上ドクターヘリは不可,防災ヘリの役目です.


ヘリから降りてきた航空隊救命士は当地域から出向している顔見知りの救命士でした.日常的にヘリ,カーで共に活動してきた関係だけに,防災ヘリ吊り上げ後の搬送中に何をすべきか,何をして欲しいか,最速,最短の時間で情報共有が出来ます.日頃からのMCの賜です.

安全に吊り上げ救助.TECCMCまでは空路10分もかかりません.初期治療は完了,安定して搬送可能と判断しドクターヘリとのランデブーではなく,そのまま防災ヘリ搬送としました.

ドクターヘリだけ,防災ヘリだけ,消防だけでは救えない,対応出来ない事案も少なくありません.このような連携が現場でしっかり行われ,救えるべき傷病者が救われています.皆,泥まみれ,水でビチャビチャになりながらの活動でしたが,良い連携の出来た医療活動でした.

本日の画像集はランデブーポイントで待機,救急車を待つスタッフ達です.支援隊の方々から消防無線で情報を聞きつつ,あるいは束の間の休息を貪りつつ・・・




本日もお疲れ様でした.




2014年6月14日土曜日

6月14日 bystander CPR

心肺停止に陥った傷病者の予後は,bystander CPRの有無で大きく変わります.

ある施設内で人が崩れ落ちました.呼吸はしてそうですが,正常の呼吸ではなさそうです.職員の方は躊躇せずに胸骨圧迫,AED装着.2回の除細動の後に救急隊が現着しました.救急隊現着時には心拍再開,自発呼吸も再開していました.現場直近に着陸し,ダッシュで現場に着いた医療スタッフによる気管挿管と早期のヘリ搬送・・・翌日には後遺症もみられない状態まで改善です.

(写真はイメージです)

この施設の職員は消防による「普通救命講習」を受けられていました.その中で,正常でない呼吸は心停止という言葉がしっかりと伝えられ,それが実践されていました.

食事中の窒息.家人は119番に通報します.指令課員は家人から傷病者の状態を聞きつつ,救急車,ドクターカーを現場に出動させます.指令課員は背部殴打などの口頭指示を電話で家人に伝えます.その時,「反応がなくなりました!」と・・・指令課員は「胸骨圧迫を行って下さい」 冷静に電話口の家人に口頭指示を行います.救急隊現着まで後数分,指令課員と家人の懸命なCPRが続きます.救急隊現着,心拍再開,自発呼吸あり!口腔内の食物残渣を吸引し,下顎挙上,補助換気で現場出発.ドクターカーと途中ドッキング,「わかりますか?」その呼びかけに目を開け,手を握り返す患者がいました.

指令課員の適確な口頭指導と家人の胸骨圧迫が奏功した事案でした.

(写真はイメージです)

消防の日々の地道な市民への講習,指令課員は救急の第一走者であるという自覚・自信がこのような事案を産んでいます.

医療スタッフの現場投入は支援隊(ポンプ車,広報車など)が担ってくれています.1つの事案にフルスイング,我々も見習うべき姿勢です.いつもありがとうございます.


今日は当地域の安心,安全を守っている消防の活躍のほんの一部を紹介しました.




2014年6月12日木曜日

6月12日 今年もようこそ!

昨年に引き続き(参照:http://teccmc.blogspot.jp/2013/06/612.html),豊岡市の府中小学校4年生が当センターに社会見学に来てくれました!

今年は前山先生,林看護師がドクターヘリなどに関する“プチ授業”.小学生の皆さんはしっかりと事前勉強済みで,質問に対する回答もバッチリ^^ 「ここ試験に出るからね〜」とお約束のお二人でしたとさ・・・


授業の後はお待ちかねのドクターヘリ見学.機長さん,整備士さんも交えての説明会.生憎の空模様でしたが,小学生の皆さんはヘリポート内で大はしゃぎ.引率の前山先生,林看護師も一緒に大はしゃぎ・・・


このような社会見学が,地域の救急医療,ヘリ・カー事業の理解につながります.そして,十数年後にこの中から医療者が生まれる・・・はず^^; 皆さん,TECCMCで一緒に働ける日を待ってますよ〜

来年以降も是非是非この見学を続けて下さい.待ってます!




2014年6月8日日曜日

6月8日 第29回但馬ICLSコース

当院では当センターが主体となって,院内ICLSコース,院内BLSコースを定期開催しています.本日は但馬地域全体のICLSコースを開催しました.

いかに4つの救命の連鎖をつなげるか,最終的に当センターにいかに最良の状態でつなげるかを主眼においたコースでもありました.受講生もインストも良い学びが出来た1日でした.参加された皆さま,お疲れ様でした.ありがとうございました.


臨床だけではなく,医学教育コースにも力を入れているTECCMCです.