2015年8月29日土曜日

8月29日 JTASコース開催

本日は日本臨床救急医学会直轄の「兵庫県JTASプロバイダーコース」を当院にて開催いたしました.昨年に続き2回目です.

“JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)・緊急度判定支援システム”は,救急外来・初療でトリアージナースが行う緊急度判定の根拠となるツール,システムになります.当センターではトリアージ加算を取っていますので,きちんとしたナースへの教育,判定の裏付けが必要になります.また,そのトリアージ結果を検証する救急医,医師もこの知識が必要になります.

年に1回,本コースを開催していきます.

8月のドクターヘリ要請件数,出動件数は過去最高になりそうです.もしかすると出動件数は200件を超えるかもしれません.これも消防の皆様のご理解とご尽力の賜にほかなりません.結果,地域住民の皆様に恩恵がもたらされるということです.


青い空,青い海の美しい北近畿エリアの安心,安全の生活に少しでも貢献出来ればと思います.


2015年8月8日土曜日

8月8日 第6回鹿児島臨床救急研究会

第6回鹿児島臨床救急研究会にセンター長がお招きいただきました.開催場所は桜島にある,レインボー桜島.南国ですねー^^


暑い,熱い鹿児島でセンター長が話す内容は「病院前救急診療の活用がもたらしたもの」.TECCMCと北近畿エリアが取り組んできた,取り組んでいる救急医療とその成果をお話ししました.


TECCMC救急医の役割,診療体制の紹介です.


メディカルコントロール体制.地域救急医療の質の向上には重要です.

関西広域連合のドクターヘリ配置.当センターのドクターヘリ事業も関西広域連合が運航を担ってなっています.


ドクターヘリ,ドクターカーの両方があっての病院前救急診療.両事業が補完しあってより質の高い医療が提供されます.


病院前救急診療は消防が呼んでくれなければ機能しません.その方策としての「キーワード方式」の理解,活用方法をお伝えしました.


ドクターヘリ事業をさらに発展させた「2 flight doctor制」.


きめ細かな検証,共通認識の構築には消防本部毎の症例検討会が必要になります.


当センターの診療実績,ドクターヘリの有用性など,5年間のデータに基づいて検証しました.裏をかえせば,ドクターヘリの有用性,有効性を発揮させるために必要なことが分かると言うことです.


こんな結語につながる内容を1時間でお話しいたしました.


お招きいただいた皆様,お集まりいただいた皆様,お世話になり,ありがとうございました.今後ともよろしくお願い申し上げます.




2015年8月1日土曜日

8月1日 SSTT開催

SSTTを開催しました.医師,看護師で重症外傷を救命するための戦略を学びます.TECCMCでは岡先生を中心に運営がなされ,救命救急センタースタッフ以外にも手術室からも参加してもらっております.このような地道な努力も重症外傷救命率向上に寄与しています.参加されました皆様,お疲れ様でした!


SSTT開催時も引っ切りなしにドクターヘリは出動します.海岸現場直近着陸からの早期医療介入の連続.効果的に無事救命!