2015年7月5日日曜日

7月5日 ドクターヘリの目的

ドクターヘリは医療者を現場に運び,早期に医療を提供することが目的の医療ツールです.だから「覚知同時要請」が必要であり,事案によっては「現場直近着陸」を選択しまます.全ての判断基準は患者の状態・状況です.もちろん安全運航が担保されていることが大前提なのは言うまでもありません.

「男性,海水浴中に突然の胸痛」で覚知同時要請です.現場はファーストドクター・センター長の勝手知ったる海岸.「ここならヘリの着陸は可能」と当たりを付けていた岩場へ着陸です.医療スタッフを現場に降ろし,ドクターヘリは安全に着陸しておけるランデブーポイントのグラウンドへ移動します.もちろん医療スタッフは現場からの治療開始.



速やかにランデブーポイントへ移動しTECCMCへ向け離陸.センター搬入後,プレホスピタルオーダーのお陰で迅速な心カテ治療が行われました.心筋ダメージも最小限です.

当ドクターヘリ事業は消防の絶大なる理解と協力により,このような事案で溢れています.でもまだまだ上を目指したいと思います!今後ともよろしくお願い申し上げます.

初夏の日本海.城崎マリンワールドを上空から1枚.