2011年7月24日日曜日

7月22日〜24日 ドクターヘリ&ドクターカー活躍中

見学の方がお見えになると,初療に穏やかな時間が流れるというジンクスがあります.ここ数日はまさにその通り.しかし,ドクターヘリ,ドクターカーは有効活用されています.

21日 ドクターヘリ 2件出動
(ドクターヘリ担当:小林,吉山先生,林看護師)

1)小児のアレルギー発作

2)転落・頭部外傷
ランデブーポイントから支援車に乗り込み現場へ.現場からの外傷初期診療開始!


22日 ドクターヘリ 6件出動 ドクターカー 2件出動
(ドクターヘリ担当:番匠谷先生,山邊先生,森田看護師 ドクターカー担当:山邊先生(兼任))

ヘリ6件中3件が覚知同時要請.救急隊現着後要請も現着後2〜3分でのヘリ要請と,非常に的確な判断での要請が行われております.

転落外傷3件,溺水,意識障害2件.4件目と5件目は連続出動となり,TECCMCのヘリポートで患者さんの引き継ぎを行いました.ところが,天候が不良で5件目の事案のランデブーポイントへ到着出来ない可能性があったため,山邊先生はドクターカーに乗り込み,番匠谷先生と森田看護師がドクターヘリで向かっています.結果的に天候不良でヘリは離陸後キャンセル,その代わりにドクターカーがドッキングポイントで早期の医療介入を達成しております.

ヘリでもカーでも手段は何でも良く,早期に医療介入が実現されれば良いのです.空からはヘリが,陸からはカーが患者さんの元へ向かいます!


23日 ドクターヘリ 7件出動 ドクターカー 1件出動
(ドクターヘリ担当:幸部先生,長嶺先生,林田看護師 ドクターカー担当:小林)

ヘリ7件中6件が覚知同時要請.キーワード方式の覚知同時要請システムが定着している証です.患者さんにとっては非常に良いことです.

CPA,狭圧外傷(重症胸部外傷),交通外傷,アナフィラキシーショック,意識障害,頭部外傷,複数傷病者の交通外傷と多彩な事案に対応させていただきました.複数傷病者事案は1名はヘリ搬送,1名は医師救急車同乗にて搬送しております.2 flight doctor制の強みです!

ドクターカーはヘリが別事案対応中に出動です.ヘリには負けますが,医療介入開始はやはり20分近く短縮出来ています.


24日 ドクターヘリ 5件出動
(ドクターヘリ担当:岡本先生,三浦先生,福本看護師)

1件目と2件目は重複要請です.1件目に三浦先生が降り,対応.救急車での同乗搬送です.その間に岡本先生,福本看護師はバイク事故事案に飛びます.無事,両事案ともに早期医療介入開始を実現しております.これも覚知同時要請だからこそなせる技です.

3,4,5件目ももちろん覚知同時要請.滑落,痙攣,意識障害とランデブーポイントでの医療開始です.


病院前救急診療が非常に有効に活用されている地域であることを益々実感する今日この頃です.ご活用いただき,また毎回のご支援に感謝申し上げます.


本文とは関係ありませんが,TECCMCヘリポートへの着陸動画です.
お楽しみください^^