2014年4月14日月曜日

4月14日 ミッション

ドクターヘリが出動すれば,その数だけミッションの形式が生まれます.

複数傷病者・閉じ込め事案では現場直近(農道)着陸からの最速医療介入.そして搬送時間,人数を考慮した加古川医療センターのドクターヘリ要請.必要な事案に既存の医療資源を投入すること,そしてその決断に対する関係機関のレスポンスの早さ.これこそが救急医療,チーム医療です.


この事案では松井先生が医療コマンダーとして最後まで現場に残り対応しました.

ドクターヘリのランデブーポイントは様々です.芝生地,土のグラウンド,ヘリポート・・・医療スタッフが現場対応中,住民の方のプチ見学会が行われることもあります.現場とランデブーポイントの位置関係・距離,傷病者の緊急度・重症度,運航の安全などなどの要素を各事案毎に判断し,現場直近着陸かランデブーポイント着陸かなどを瞬時に決めています.このような柔軟な対応が可能なのも,支援していただく消防の理解,住民の方の協力があってこそ.そして何よりも「数は力」「経験は力」ということを益々実感しています.


最近,センター長が1st. doctorとして現1st. doctor達と時々出動しています.たまの指導者チェック^^ コメントを求められ「まあ,さすがうちの1st.達だわ」だそうです.1年に200件以上も現場出動している賜ですが,「でもまだまだ,まだまだ背は伸びる」とどこまでも貪欲なセンター長でした.


本日の北近畿の空と風景.恒例の竹田城跡に立雲峡.まだまだお花見出来ますね^^ 青い空に溶け込み,ピンクの桜に囲まれたJA822Hドクターヘリ.本日もお疲れ様でしたm(_ _)m