2015年1月11日日曜日

1月11日 重複事案対応

冬期の晴れ間は空気が澄んでいて心地良し!太陽も雪に反射して明るい街になります.神鍋高原のスキー場もクッキリ浮かび上がります.


当ドクターヘリ事業では重複要請が多くあります.覚知同時要請が90%近くであり,幸いにも対応方法を判断するのに多少の時間的余裕があります.

そんな中,本日は午前中だけで6件のヘリ対応.
1件目:心不全.呼吸苦,胸痛での覚知同時要請です.通常ミッション,救急覚知からTECCMC搬入まで30分以内.
2件目:A型解離.左下肢の激痛・蒼白にて緊急手術対応が考慮された救急隊現着後要請.非常に適確な現場判断!この現場対応中に3件目のヘリ要請が!!
3件目:大動脈解離.胸背部痛での覚知同時要請です.2件目の患者をヘリに乗せたままsecond doctorの間先生を3件目のランデブーポイントにドロップ,医療介入を行います.そして,2件目の患者を乗せたドクターヘリはTECCMCへ.
4件目:間先生からのヘリ要請.3件目の患者は早期搬送が必要との判断です.間先生を乗せた救急車はTECCMC方面へ走り,より近い場所でドクターヘリのピックアップ.薬剤投与にて本患者は安定化.この出動途中で5件目のヘリ要請!!
5件目:高エネルギー外傷.4件目の患者を間先生ごとピックアップ.安定化を確認しそのまま帰路途中の5件目の現場へ.そしてここでも間先生はドロップ.救急車はまだランデブーポイントに到着しておらず,救急車の到着を待って外傷初期診療開始です.
6件目:間先生からのヘリ要請.5件目の患者も早期搬送が必要との判断です.4件目の患者をTECCMCへ降ろしたドクターヘリは,TECCMCへ近づいて進んできた救急車とドッキング,ピックアップしそのままTECCMCへ.
そして,ドクターヘリだけでは対応出来ない事案はドクターカーで対応です.


2 flight doctor制だからの対応です.second doctorがドロップされても機内ではfirst doctorが継続的な治療を進めています.またドクターカーの同時運用を行っていることも大きな力になっています.

ドクターヘリ,ドクターカーは救急現場に医療を早期に投入するためのmedical tool.この基本・原則をキッチリと実践しております.

On the jobのみならずTECCMCではOff the jobにも力を入れています.本日は杉野先生がCMDを務める院内BLS & ICLSコースが開催されました.TECCMCスタッフおよび院内スタッフの協力のもと,医療者としてキチンとした心肺蘇生術が出来るよう教育しています.BLS,ICLS共に定期開催中です.

(前山先生提供)

OnもOffも創意工夫で質の向上を心掛けたいと思います.


2015年1月9日金曜日

1月9日 shock!!

この季節は毎日がスッキリしない天気です.豊岡市もドンヨリとした雲・・・ドクターヘリは有視界で安全第一に可能な限り離陸します.飛行経路上の天候が怪しければドクターカーも補完的に同時出動.患者に早く接触出来れば乗り物は何でも良いのです.


目撃ありCPA.現場で救急隊がROSCさせます.ドクターヘリは覚知同時要請ですが天候不良でドクターカーが対応します.ドクターカーは出動途中に飛行経路の天候を確認,ドクターヘリが飛行可能になっている可能性をCSに確認します.「今ならドクターヘリ離陸可能!」 ドクターカーで救急車と途中ドッキング,医療介入しそのままドクターヘリのランデブーポイントへ.そして迅速にドクターヘリへ引き継ぎTECCMCへ.早期医療介入と現状最短での救命救急センター搬入です.翌日には自発開眼が見られるように!

shock!! 3連発の日もあります.
1)胸痛,不穏:覚知同時要請で救急車内でパドル装着,ヘリ機内でルート確保,薬剤投与,12誘導心電図,心エコー検査.安定化を図りながらTECCMCへ
2)腹痛:救急隊現着後の観察で冷感.湿潤著明,橈骨微弱でドクターヘリ要請.ランデブーポイントでドッキング,ヘリ機内に速やかに収容しエンジンスタートの間にルート確保.輸液と薬剤投与にて最低限の血圧を維持しつつTECCMCへ.初療でRSI,緊急手術へ!
3)吐血:ドクターヘリ覚知同時要請です.ヘリスタッフ接触時ショック!速やかにヘリ機内へ収容.吐血,嘔吐を繰り返すため輸液と共にRSI施行.出血性ショックにはまずABの確保.TECCMC搬入後,緊急内視鏡止血術で無事救命です.


病院前救急診療だけでなく,センター内も心破裂に対する初療開胸・縫合術,内視鏡検査,CVポート造設,イレウス管挿入,人工呼吸管理,血液浄化療法などなど,必要な治療を日々速やかに提供しています.

新年明けて1週間と少し.密度の濃い日々です.



2015年1月6日火曜日

1月6日 ドクターヘリ消防本部別症例検討会

本日は2015年最初のドクターヘリ消防本部別症例検討会で京丹後市消防本部にお邪魔しました.


今回から移動にはDMATカーを使用.有事の際にはそのまま出動出来る想定です.

2014年度上半期分の救急出動事案,ドクターヘリ要請・出動事案をふまえ,アンダートリアージ事案を検証します.2013年度に比し,2014年度上半期のアンダートリアージ事案は減少(ほぼ消失),また有効事案も増加です.これも消防の皆様のご理解,ご協力の賜です.ありがとうございます.

今後は散水不要のランデブーポイントを増やし,関係機関の負担を可能な限り減らす事業にしていきたいと思います.

今年も各消防本部に訪問します.何卒よろしくお願い申し上げます.


2015年1月5日月曜日

1月5日 世間は仕事始め

本日,世間は仕事始め.TECCMCは通常業務の継続.ドクターヘリ・カー,初療,ICU/HCUと粛々と業務をこなします.

センタースタッフの後ろ姿.さて,誰でしょうか??


救助事案では消防防災ヘリが直接搬入.今年も現場では良いコラボレーションが変わらず出来ると良いですね.本日の航空隊隊長は但馬3消防の1つ,南但消防からの出向救命士.病院前外傷救護プロトコールの理解,施行,そして救命救急センターへの申し送りと,今までの延長線.顔の見える関係は傷病者にとっても幸せな事です.


ドクターヘリもフル稼動.6件応需です.朝一番からEFT事案.患者接触から機内収容,離陸まで挿管,開胸,骨髄路確保などなど含め10分.誰がフライトドクターでもナースでも,同じ診療を同じレベルで提供出来ることが大切です.


センター内ではこれを受けショックモード,緊急初療手術体制.救命救急センターは常に日常診療体制です.







2015年1月4日日曜日

1月4日 冬期運航,そして今年もスキー場へ

寒波の影響を受けない日が続きます.天候のストレス無く運航出来ることは,スタッフにも住民の方にも良いことです.上空から見る白銀の街,円山川河口,日本海は冬期特有の雰囲気を醸し出しています.


豊岡市で有名な温泉と言えば「城崎温泉」ですが,先日から温泉街の火災が報じられています.夜を徹した消防の消火活動により鎮火に向かいました.新年早々に惨事に見舞われました.お亡くなりになりました方のご冥福をお祈り致します.


ドクターヘリのランデブーポイントでは積雪が見られます.ドクターヘリは雪の上に着陸しますが,患者搬入のためにはある程度の除雪と圧雪が必要です.スタッフ,消防の方が協力して足で踏み固めたり,近隣の方が除雪車を持ってきてくれて除雪してくれたり.地域の理解,協力を得られることは大変有り難いことです.今後ともよろしくお願い申し上げます.


積雪のランデブーポイントに着陸すると,整備士さんはくるぶしまで雪に埋まります.ふじ○きナースは腰近くまで埋まってる!?そして勢いよくダッシュ!!


数秒後,きれいに積もった雪の中にオレンジの人が・・・そこには雪まみれのふ○まきナース・・・雪道は走ると足をとられますよ〜〜〜


無事救助された後.


そして今シーズン初のスキー場事案.例年通りに駐車場に着陸しダッシュで患者接触.救急隊現着前にヘリは着陸するので,バックボードも担ぎます.外傷初期診療,全脊柱固定を完了しヘリのストレッチャーで機内収容.ここで救急隊が現着,協働で最終収容を行いヘリはTECCMCへ向け離陸します.スキー場であっても,各関係機関の協力のもと救急覚知から15分以内で外傷初期診療が開始されます!


ドクターヘリ運航終了後,ドクターカーは覚知から要請が重なり,但馬管内を縦横無尽に駆け巡りました.本日で年始休暇はやっと終了.明日からは日常が戻って来ます.無事に年末年始の連休が乗り切れ,少々ホッとしたTECCMCでした.





2015年1月2日金曜日

1月2日 病院前からの集中治療

新年2日目.センターにそんな雰囲気は全くないほどの稼働状況です.外は相変わらずの寒気.天候の状況を見つつ,またランデブーポイントの除雪状況を把握しながらのドクターヘリ運用.冬期は何かと考える事が多くなりますが,安全運航第一に1事案,1事案に対応していきましょう.

除雪作業の終わったBLUE BASEで朝の点検,出動準備.


本日は中嶋先生(年始の強力助っ人),佐々木先生,米田看護師が白銀の世界に駆け上がります.


5件のヘリ対応に,ランデブーポイントの除雪困難によるカー補完対応と本日も病院前救急診療の真価発揮です.冬期の青空は「天空の城・竹田城」もまた違った美しさです.


センター内は変わらずの熱さ.朝からICU内では開胸止血に各種処置.明けメンバー+24時間メンバーでフル対応.切断肢は門馬先生が緊急手術対応.ドクターヘリが外傷性腹腔内臓器損傷を連れて帰ればそのまま初療開腹(岡先生,センター長,佐々木先生).病院前からの集中治療が始まり,根治的治療と合わせて術中に全身状態の安定化が完了!杉野先生の緊急麻酔対応,さすがです.TECCMCの麻酔科専門医集団(前山先生,杉野先生,中嶋先生),今年もその力を存分に発揮して下さーーーい!!


夕方からまた降雪です.明日は朝から晴れると良いなあ.



2015年1月1日木曜日

1月1日 始動しました!

2015年の診療も年明けと共に始動です.

2015年は寒波と共に幕開け.朝,ヘリポートはまっっっっっっっ白!除雪車が入り運航に備えます.取り敢えず天候調査での出動体制でスタート.格納庫の威力,有り難さを感じる瞬間です.


心配をよそに,午前中は青空が!その瞬間にドクターヘリ要請.覚知同時要請で白く光る但馬の空を駆け上がります.本年も順調な事業開始です.


本日はセンター長,間先生,林看護師が業務に当たりました.意外と外は寒くなく,防寒具なしで出動です.


午前中2件のヘリ要請に対応したところで,一気に降雪が・・・視界不良になりドクターヘリは格納庫へ.1年中BLUE BASEが栄える青空であって欲しいものです.


ドクターヘリが対応できなければドクターカーで補完的に対応です.本日は中嶋先生(定期的に来てくれています)がカー番.

そんな中,胸痛,ショックをTECCMCに搬入です.心タンポナーデ状態で解離を否定,ST上昇もあり心筋梗塞,心破裂の診断です.容態はあっという間に進行,開胸と同時にVA ECMO導入しつつの心筋縫合・修復,IABPも導入,DCSにてICU入室です.毎年年末年始に体外循環が回ります.病院前救急診療からの救急医療が効果的な事案,本年もこのような事案を数多く経験し,地域貢献したいと思います.

本年も何卒よろしくお願い申し上げます.



1月1日 謹賀新年

2015年の幕が開きました.皆様,あけましておめでとうございます.本年も御指導,御鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます.


今年も番匠谷先生デザインの年賀状です.時代の先を常に見据え,背伸びし続けます!



2014年12月31日水曜日

12月31日 2014年の大晦日

あっという間に2014年も大晦日になりました.この年末もセンター内は変わらずの診療です.


12月26日,富山県が来年度ドクターヘリを導入するということで,その基地病院である富山県立中央病院で講演をさせていただきました.基地病院のスタンス,消防の理解と協力,実活動の紹介など多くの皆様にお付き合いいただきました.ありがとうございました.当事業の取り組み,成果が参考になりましたら幸いです.


本日は2014年の締めくくりの日.朝から青空が見えます.


ヘリスタッフも寒さに負けず現場へ!覚知同時要請での意識障害,現着後要請の重症頭部外傷(通報内容が不詳であったため),覚知同時要請での急性心筋梗塞,覚知同時要請での胸背部痛(結果,医療介入不要にてキャンセル).ドクターヘリが最大限有効に活用された事案ばかりです.もちろん現場滞在時間は10分以内,積極的な機内処置・検査は変わらずです.


さらに林道からの乗用車転落事案では現場直近着陸からの現場接触.救急隊と共に全脊柱固定,そのままヘリ収容です.推定医療介入短縮時間は1時間以上.重症外傷に有用なミッションでした.


今月(12月)は天候不良で大変ご迷惑をおかけしました.
・ドクターヘリ 92件出動
・ドクターカー 172件出動(夕方の時点)
ヘリを補完する形で,カー出動が爆発的に増加した月でした.寒波はもう要りません.早く春が来て欲しいと切望する毎日です.

明日からの新年に向け,まえ○ま先生からのお年玉ショット.こんな写真で2014年最後のブログを締めくくるのもどうかと思いますが・・・


本年も大変お世話になりました.ありがとうございました.2015年も引き続きよろしくお願い申し上げます.







2014年12月25日木曜日

12月25日 Merry Christmas

クリスマスですね.豊岡は先週降り積もった雪も溶け,ホワイトクリスマスにはなりませんでした.低気圧の影響も残り,ドンヨリとした空模様からドクターヘリ運航ではご迷惑をおかけしております.でもこんな時はドクターカーが大活躍.重複対応からの連続出動で搬送中からの安定化を行います.


ドクターカーの点検修理で,今回初めてDMAT CARを代用に使用しました.但馬管内で目にされた方もおられると思います.今後ともドクターカー,DMAT CAR共によろしくお願いします.

毎年,この時期は重症度が跳ね上がります.VA-ECMO×2,PMX-DHP+CHDF,ICU内手術など重なるものです.どんなに重症度が上がっても対応してくれるスタッフ,まだまだ伸びしろがあるようです.


そんな頑張ってくれている救命スタッフに今年もケーキの差し入れ.いつもありがとうね,忙しい年末年始もよろしく!ってセンター長がつぶやいてました^^






2014年12月20日土曜日

12月20日 SSTT座学コース開催

20日(土)に当センターでSSTT(Surgical Strategy and Treatment for Trauma:

外傷外科手術治療戦略)座学コースを開催しました.SSTTは重症外傷を医療チームとしていかに救命するかを学ぶコースです.救急医,外科医,救命看護師,手術場看護師が参加し,共に勉強した1日でした.


TECCMCからは救急医7名,看護師4名,当院手術場から看護師4名が参加しました.全国の他機関からの参加もあり,熱い議論が交わされました.

松井先生も無事修了証をGET! 良かったですね^^


コースの最後は受講生とスタッフで1枚.お疲れ様でした.


今回のコースのスタッフ,インストの皆様.遠路お越しいただき感謝申し上げます.今後ともよろしくお願い申し上げます.


このようなOff the job trainingの知識を日々の臨床に活かしつつ,重症外傷のさらなる救命率向上に努めたいと思います.



2014年12月19日金曜日

12月19日 豊岡市政10大ニュースに

豊岡市政10大ニュース(http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1418788977443/index.htmlに,今年2月25日に東京で行われた「メディカルラリーチャンピオンシップ」優勝・日本一(TECCMC's BLOG: http://teccmc.blogspot.jp/2014/02/225.html & http://teccmc.blogspot.jp/2014/03/34.htmlのことが取りあげられました!



その記事と選考方法です.

当方と消防の地域救急医療に対する取り組み,成果の一貫としての結果が市政・行政に認められたことは大変喜ばしく,光栄なことです.ありがとうございます!

これを励みに,邁進いたします.今後ともよろしくお願い申し上げます.



2014年12月18日木曜日

12月18日 フライトナース誕生

低気圧の影響をもろに受けている日本海側です.降雪の合間の晴れ間をぬってのドクターヘリ出動.天候不良であればドクターカー出動.出動可能な手段で病院前救急診療の提供を行います.


ドクターヘリは格納庫からの発進.運航スタッフの手際よい対応で,迅速に離陸します.場合によってはヘリ,カーの同時対応を行います.


そんな中,本日はフライトナース認定式が行われました.当事業が始まって,初めての叩き上げフライトナースの誕生です!ICU/HCUリーダー,初療リーダーを経て,ドクターカーナース研修・独り立ち,その後の評価からこの度フライトナースに認定されました.この認定は出発点です.これからは他のフライトナース同様に逐次評価を受けながら,質の高い病院前救急看護を提供していただきます.期待しています,頑張って下さい 畑中看護師!院長先生から認定証の授与.


看護部幹部はじめ,基地病院としての認定です.本当にありがたいバックアップをいただいております.


畑中看護師のデビューは年明け,関係者の皆様どうぞよろしくお願い申し上げます.


2014年12月14日日曜日

12月14日 この1週間・・・

とうとう雪が降りました!寒くて,いや〜〜〜〜な冬期に突入です・・・早く春が来て欲しいと思う今日この頃です(気が早いですね^^;).


一気に外気温も下がります.積雪がみられる地域も・・・冬期専用のジャンパーが活躍します.


そんな冬の日,太陽が照ることも実はしばしば.こんな日は空気も澄んで美しい景色が見られます.ツンツンヘア越しのJA818Hも光りますね.


ツンツンヘアの持ち主,ふじ○き先生.はい,きっちりと機内挿管.救急覚知から基地病院収容までいかに短縮出来るか.これがドクターヘリの有効性発揮の方策なのです.


今週も初療開胸にVA-ECMOに熱いTECCMCでした.

そんな中,13日にMCLSインストラクターコース,14日にMCLS標準コースを開催しました.降雪の中,災害医療を熱い考えた2日間でした.当地域のコースはメディカルコントロール協議会が共催・後援を行っています.すなわち,このような教育コースの内容が救急隊の活動方針,プロトコールに結びつくということです.教育を行う目的は何か?常に足元を見つめながら当地域は活動を行います.


MCLSのコアスタッフ達.2日間お疲れ様でした.また,実臨床をこなしてくれてるスタッフにも感謝,感謝ですね^^











2014年12月7日日曜日

12月7日 学会報告

師走です.急に寒くなり,救命救急センターも多忙を極めています.

本日は学会発表の報告です.
12月4日 19回日本集団災害医学会学術集会サテライトシンポジウム

シンポジウムテーマ:「災害時のヘリコプター運用の新しい展開」 
センター長が「関西広域連合としての対応計画」と題して,関西広域連合内におけるドクターヘリの平時および災害時の連携,活動計画を発表しました.平時は「相互補完」,災害時は一元化運航がキーワードです.絵に描いた餅にならないよう,各論的な部分をしっかり詰めていく必要もあります.

12月5日 9回日本病院前救急診療医学会
シンポジウムテーマ:「ドクダーヘリの有効性 -現在ある最良のエビデンスを総括する-」
センター長が「ドクターヘリの有用性を証明する」と題して,当センターにおけるドクターヘリ事業の内因性疾患(脳卒中,急性冠症候群),CPA,外傷に対する有効性を証明,報告しました.有効性を発揮するには,時間を意識した救急医療の提供という結語になりました.当ドクターヘリ事業が当初から行っているキーワード方式による覚知同時要請あってこその有効性であることが示されました.

ドクターヘリ・カーという乗り物の議論ではなく,病院前救急診療および基地病院のあり方こそが重要なのです!

取り急ぎの学会報告でした.


2014年12月2日火曜日

12月2日 救急救命士 処置拡大!

救急救命士の処置拡大が始まります.今までは心肺停止患者にのみ許されていた医療行為に,心肺停止前ショック事案に対する輸液,低血糖に対するブドウ糖投与が加わります.そのためには追加講習で,新たな知識,手技の修得が必須となります.

多くの地域で,該当する救急救命士は都道府県の消防学校などで追加講習を順次受けます.但馬地域メディカルコントロール協議会では,地域に見合ったプロトコールの作成,徹底を兼ねて,独自の追加講習を実施しています.講義に始まり,実習.本日が第1班の実習でした.今年度内に但馬地域のほぼ全ての救急救命士の追加講習が修了します.そして来年度4月1日から地域全体で追加された処置を含む改訂版のプロトコールが実施されます.


当地域の救急救命士,救急隊の活動を検証するのはTECCMCの役割です.であれば教育,講習もTECCMCが消防と協力して行う事で,より精度の高い現場活動,質の向上につながるはずです.追加講習を受ける救急救命士の皆さんも大変でしょうが,TECCMCは全面協力いたします.頑張っていきましょ〜〜〜!

今日は救命救急センターのお仕事,役割の一つを紹介しました.



2014年12月1日月曜日

12月1日 DMATカー導入

災害時の急性期に派遣される医療チーム「DMAT」.当院には救命救急センタースタッフを中心に3チームが配置されています.そのDMATを現場に運び,数日活動するための移動手段「DMATカー」が配備されました.


ハイエースをベースした緊急車両です.当院のDMATカーに患者搬送機能は無く,DMAT隊員を現場に運び,情報収集,野営することを主目的にしています.

普段の救急医療はドクターヘリ,ドクターカーで,災害時にはDMATカーを加えた活動となります.平時は必要機材,ユニフォームを搭載しつつ救命救急センタースタッフの足として活用もされます.

今回の導入が関西テレビで放送されました(→リンクです).救命救急センターとして災害拠点病院として,充実した医療を提供し続けたいと思います.よろしくお願い申し上げます.