2011年10月1日土曜日

10月1日 今日から10月

今年度も半分終了,そして,今年も残すところ3ヶ月.月日が経つのはあっという間です.秋は日に日に日没が早くなり,ドクターヘリの運航時間も短くなります.ん〜,自然には逆らえませんが・・・出来れば24時間対応したいものです・・・


本日,小林は養父市・但馬長寿の郷で開催された「但馬ふるさとづくり大学」で講演してきました.テーマは「ドクターヘリ・ドクターカーについて」.住民の皆様に,この但馬で行われている先進的な救急医療の取り組みを知っていただくことは大切な事です.参加された皆さん,非常に熱心に聞かれていました.ありがとうございました.


本日のドクターヘリは岡先生,長嶺先生,清水看護師,ドクターカーは番匠谷先生が担当です.本日はドクターヘリが2件の出動.

1件目は吐下血,ショック.現場直近への着陸で最速の医療介入開始!TECCMCへ搬入し,岡先生がそのまま緊急内視鏡を行います.

現場には倉橋@八鹿病院先生のお姿が.
写真をご提供いただきましたm(_ _)m

ヘリへの乗せかえ.

 直近着陸.

ヘリへ乗り込む岡先生の後ろ姿.

 ヘリ機内の清水看護師.
見えますか??

2件目は夕方に墜落,ショック.救命救急センターまで陸送で1時間以上かかる地域です.ヘリならTECCMCまで15分以内.覚知同時要請で早期医療介入を果たした後は,迅速な搬送から根治的治療へ.緊急輸血を行いつつ,不安定型骨盤骨折に対してTAEと創外固定.番匠谷先生,岡先生,長嶺先生がしっかりとやってくれます.状態を安定化させICUへ.病院前から病院内へ,まさに救命の連鎖です!

2事案ともに消防の適切なヘリ要請が成されたことで,患者さんにとっては大変有益な救急医療を提供することが出来ました.ありがとうございました.


根治的治療を行っている間,初療は松井先生達が,ICU/HCUは井手先生がちゃんと守ってくれてます.それぞれの役割をきっちりこなす,救命救急センターはまさにチーム医療です.