2015年9月8日火曜日

9月8日 但馬MC協議会 救急訓練開催!

本日は但馬MC協議会で初の試みを行いました.それが「救急訓練」.3つの想定に対し,但馬3消防本部から参加した救急隊が実際の現場活動を行うというものです.豊岡市消防本部のWEB PAGEにも掲載されています(http://119.city.toyooka.lg.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=1277

これは救急救命士処置拡大2行為が始まり,また活動プロトコールの再確認を行うこと,さらには現場活動における観察,評価,その根拠に基づく処置・病院選定(ヘリ・カー継続,キャンセル判断を含む)の質の向上を目的に行われました.

想定はAMIからのVF, CPAに嘔吐,気道閉塞が合併した症例,低血糖症例,そして蜂アナフィラキシーショック症例です.


CPA症例ではBLSの質,特定行為のタイミング,実施場所,隊活動の統制などが評価されました.低血糖症例では血糖測定適応判断,脳卒中との鑑別とヘリ・カー要請の必要性判断,ブドウ糖投与は現場?搬送中?,現場滞在時間を意識した活動などが評価されました.蜂アナフィラキシーショック症例では早期医療介入を目指した活動,救急隊,現場支援隊,ヘリ支援隊を含めた医療システム活用の判断,ショックに対する輸液施行場所・根拠などが評価されました.


TECCMCからは検証医としてセンター長,前山先生,杉野先生が評価者で参加し,各々の隊活動,事案・症例についてフィードバックを行っています.

このような地域の取り組みがより質の高い救急活動・システムの構築につながります.MC協議会主催でこのような訓練,取り組みが行えたことを誇りに思い,今後もこのような活動,訓練を継続していきたいと思います.

参加,協力していただきました皆様,ありがとうございました.そしてお疲れ様でした!