2013年1月2日水曜日

1月2日 稼動中

お正月気分を味わっている救命救急センターのスタッフは皆無です^^; 年末年始も働いている方々は沢山おられます.でも1年の内,数日くらいは誰でも「ホッと」出来る期間があっても良いと思っちゃいます.本日もフル稼動中のTECCMC,但馬で一番人口密度が高い場所かも・・・です.


早朝,ドクターカーホットラインが鳴ります.「交通事故.閉じ込めあり」 覚知同時要請で場所だけ聞いて1分後には出動です.出動中に消防無線で情報が入ってきます.「傷病者4名.現在現場活動中」 ドクターカーは事故現場脇の空き地に駐車,ドクターカー医師は消防の指揮隊長とコンタクトをとり活動方針を確認し合います.トリアージによる搬送優先順位をつけ,外傷初期診療から緊急度,重症度を判断し病院搬送.もちろん全員TECCMCへ搬送です.

早朝の初療室は本事案の患者さんと他の救急搬入の患者さんで満員状態.それを仕切る責任者の永嶋先生.そしてまたホットライン・・・現場からの搬入要請に不応需なし.今年もこの鉄則を守りつつ,日々の診療にあたりましょう.


夜間は永嶋先生,センター長,松井先生,長嶺先生で緊急手術です.術中,「あれ,今年の初手術?」誰も気にせず淡々と.acute care surgeryは術前診断・管理,手術,術後集中治療管理を一貫して行います.「侵襲学」をベースに病態管理を考えます.本日もなかなか手強い緊急手術でしたが,無事安定化され集中治療室に入られました.


緊急手術中も初療は番匠谷先生,井手先生が守ってくれます.各々が役割を全うする,当たり前の事を当たり前に出来るチームになりました.いつもと変わらないTECCMC.本年もよろしくお願い申し上げます.

新年の但馬空港