2011年1月21日金曜日

1月21日 今日はカーのちヘリ

午前中は天候不順にてドクターカー対応,午後からは天候回復でドクターヘリ対応の1日となりました.TECCMCの病院前救急診療体制は「2 doctor制」です.ドクターカー出動時はsecond doctorが出動します.first doctorはカー出動時,ヘリ飛行可能となった場合に備えて院内待機(診療)となります.

本日のドクターヘリ・カー担当は小林,三浦先生,林田看護師です.

☆ドクターカー1件目 一過性意識消失

覚知同時要請でドクターカーが出動します.ヘリはまだ飛べません.三浦先生,林田看護師は片道30分近くかけてドッキングポイントに向かいます.救急を担う病院の少ないこの地域では,医師が出向く意義は非常に大きいのです.

ドッキングポイントで診療開始.患者さんの意識は回復しています.心電図など異常ないことを確認し,直近のかかりつけ2次病院へ搬送となりました.

☆ドクターカー2件目 出動後キャンセル

覚知同時要請で出動しましたが,救急隊現着後治療方針が確認されキャンセルとなりました.お疲れ様でした.

☆ドクターヘリ1件目 意識障害

天候回復し,ヘリがやってくると同時に要請です.「呼びかけに反応なし.」との情報.ヘリは10分もかからずランデブーポイント上空に到着します.


まもなく支援車が到着,ドクターヘリは積雪20cm程度のグラウンドに着陸.そしていつものごとく医療スタッフは支援車で現場へ!


5分後,患者さんのご自宅に到着.我々が先着です!覚知同時要請,ドクターヘリの威力です!!ご自宅まで資機材を担いでダッシュ.安全靴を脱いで「但馬救命です,おじゃまします!」 居間で横たわる患者さん・・・程なく救急隊到着.しかし残念ながら状況は医療介入の範疇を超えており,その後到着した警察に引き継ぎを行い現場引き上げとなりました.

支援車にランデブーポイントまで送ってもらい帰投です.雪とドクターヘリ.但馬では当たり前の光景になりつつあります.




本日もお疲れ様でした.