2011年1月31日月曜日

1月31日 今月は・・・

昨日のフォーラムが神戸新聞に掲載されました.



リンクははりましたが,下記に内容をwebページからコピペさせていただきます.

ドクターヘリもっと生かすには 豊岡でフォーラム 

 公立豊岡病院に昨年、配備されたドクターヘリとドクターカーの有効活用をテーマに議論する「北近畿救急フォーラム」が30日、市民プラザ(JR豊岡駅前アイティ7階)であった。より生かすため市民に何ができるか‐を中心に、意見を交わした。
 但馬3市2町などでつくる「但馬地域等安心安全の定住地域づくり推進協議会」の主催。約200人が参加した。
 ドクターヘリに搭乗している小林誠人・但馬救命救急センター長が、基調講演とパネル討議の中でヘリの運行状況などを紹介。今までヘリが710回、車両が53回出動していることを挙げ、「外傷患者の救命率は、全世界の水準よりも高い」と報告した。一方、ヘリ運行が活発な海外の現状と比較して、「もっと当たり前のシステムにすることが理想」と話した。
 パネル討議では、ヘリを受け入れる市民の心構えなどを議論。下陰区長の西村充春さんは、図上訓練などの自主防災組織の取り組みを通して、「組織にこだわらず、もしもの時に地元で支え合える仕組みづくりが必要」と指摘。石橋重利・同市消防本部消防長は「119番通報の内容がそのままヘリに伝わる。ゆっくり落ち着いて通報することがポイント」と呼び掛けた。小林センター長も「地域のしっかりした支援がある場所。成功例として全国に実績を発信していきたい」と話していた。



ところで今日は1月の最終日.今月はドクターヘリ出動件数 32件.天候不順のため,年度最低の件数となってしましました.要請件数は80件を超えており,要請に応需出来ず誠に申し訳ありませんでした.代わりにドクターカーが50件以上出動し,ヘリの補完をさせていただきました.

事業開始前より「格納庫」の必要性を訴えてきました.その甲斐あって今現在,格納庫が建設中です.しかし,今年度の冬期には間に合いませんでした.まさに今,ここに格納庫さえあれば,もっともっと多くの要請に応えられた事実があります.このことは事業主体である当院は真摯に受け取り,反省すべき事実です.また,運行だけではなく,格納庫,給油施設建設までを補助金対象にすべきでしょう.今後,ドクターヘリ事業を始められる自治体,病院は,我々の反省点も大いに参考にしていただきたいと思います.



1月は「行く」,2月は「逃げる」,3月は「去る」と昔から言われています.確かに,今月もあっという間に終わりました.だから春の訪れもあっという間かな.